GSC小学生のみなさんは、6月12日(日)に千葉県青少年女性会館にて行われる倉敷王将戦千葉県予選への申し込みをお願いします。こちらサイトより。
申し込み締め切りは6月7日(火)となっています。

「子供は出たがっているのだけれど、両親とも都合悪く連れていけない」・・・というような場合は、まずは申し込みしていただき、一声おかけください。連れてゆきますので。

尚、千葉県の将棋教室に通っている子は千葉県在住でなくても一般クラスへはエントリーできますので、都内組のみなさんもぜひ参加ご検討ください。


さて、今日は将棋界で大きな出来事がありました。
佐藤天彦八段が羽生善治名人に勝ち4勝1敗とし、名人位を奪取しました。28歳の新名人誕生です。

先手羽生名人、後手佐藤八段で戦形は横歩取り。形勢が傾いたのは手番が後手の下図局面。次に▲9三歩成があり先手がよさそうですが、△6四歩▲7六角△9五歩▲同飛△7四飛という順で、角の逃げ場がなくなってしまいました。羽生名人も▲3四歩と角と桂2枚の2枚替えにもちこみまだまだ難しく思えたのですが、局後のインタビューではやはりここからはダメとの認識であったようです。

名人戦第5局より


20代でのタイトル獲得者は、ここ数年では2010年の広瀬王位(当時23歳)、2014年の糸谷竜王(当時26歳)がありましたが、いずれも翌年の防衛はならず、渡辺二冠に続く新しい世代からは未だ長期安定的タイトル保持者は現れていません。しかしながら、佐藤天彦新名人は、もしかするとそんな存在になるかもしれない、そう感じさせるほど圧倒的な強さを見た、今年の名人戦シリーズでした。

名人戦終局