シリアの反アサド勢力のひとつとしてトルコが支援しているトルクメン人の故郷、トルクメニスタンです。
私がよく行ったのはもう20年ほど前で、現在では首都アシガバードは近代的な美しい町になっているようです。

当時は砂漠と岩場の荒野でした。しかし、この大地の下に莫大な天然ガスが眠っています。
20代の原、髪が黒い(笑)。

トルクメニスタン1


見渡す限りなんっにもない所に、忽然とオアシスのように立派なホテル街がつくられていました。
外国からの要人や大富豪をもてなすため、大統領という名の王様が号令をかけて作らせたんでしょう。採算なんて関係ないんでしょうね。

トルクメニスタン2


ホテルの中もきれいです。ちなみに私が泊まっていたのはソ連時代からある古いホテル。こんな所は高くて使えません。

トルクメニスタン3


首都アシガバードの中心街。女性たちの衣装は色とりどりでとてもきれいです。

トルクメニスタン4


これから外国資本がどんどん入ってきて、この国はどうなるんだろうな?という憂いを感じてはいました。
身勝手なのかもしれませんが、このままでいいじゃないかと思った。米国はガスを掘り出してパイプラインをアフガン経由で通そうとしているが、ばかなと。
ところが9.11の後、アフガン戦争が始まったときには開いた口が塞がらなかった。

アフガニスタンでは親米政権が樹立され、その下でパイプライン建設計画は着々と進んだ。しかしタリバンが勢力を盛り返し政情は安定から程遠い中、米軍は撤退してゆく。どんどん混乱をつくりだしているだけだ。

一方トルクメニスタンは今のところ大きな富を得て豊かな国になっているようです。願わくばその平和が誰にも犯されず長く続くことを。

現地でお世話になった方と。羊の肉をもーダメというくらいたらふく食わされて苦しかったのを覚えています。

トルクメニスタン5