11月7日(土)午前、行徳公民館第2和室にて行徳将棋クラブ活動。

行徳小3名、南行徳小1名、新浜小4名、南新浜小1名、富美浜小3名、幸小2名、浦安美浜北小2名、船橋葛飾小4名、松戸東部小1名、葛西第二小1名、体験1名、計23名。


穴熊使いの子が数名居ますが、穴熊は駒が偏りますので戦い自体は穴熊でない方が有利に運んでいるケースが多いように見えます。
ただ、どうやって穴熊を崩すかが難しいですね。

例えば下の局面。▲5三銀と打ち次に▲6二金と攻めたのですが、△同金寄▲同銀成△同金▲同竜△7一銀▲3二竜△7二金のような進行となり「はい、ご苦労さん」というような対局がありました。

穴熊攻め1


上図では、持駒に歩があるので▲5四歩とし、次に▲5三歩成〜▲6三と(▲6二銀)等をねらうのがよいでしょう。
もし竜が2段目ではなく1段目に居るのであれば、▲5三歩〜▲5二歩成〜▲6一とです。

ポイント1: 金銀を使って金銀をはがそうとしても、取られた駒を打たれて堂々巡りになります。と金で相手の金銀の数を着実に減らしましょう。


次に下図。桂香が取れている場合は、もっと早い攻めがあります。

穴熊攻め2


上図では、▲8六香〜▲9五桂(7五桂)として8三の地点にねらいを定めましょう。次に▲8三桂不成△同銀▲同香成△同金▲7一竜となれば穴熊崩壊です。

下図はその応用編。桂香どちらか一方しか持ってないけど、歩が使える場合。

穴熊攻め3


上図では、「継ぎ歩に垂れ歩」です。▲8四歩△同歩▲8五歩△同歩▲8四歩。次に8三に桂(香しかなければ香でも)を打ち込んで、△同銀▲同歩成△同金▲7一竜をねらいます。

ポイント2: 穴熊の弱点は8三(居飛穴の場合は2三)。ここを攻めて金銀の連結を断つのがコツ。


これだけではないのですが、まずはこの2つくらいが頭に入ればかなり効率が良くなります。