私の、ではありません。



話題の新刊。めったにこの類の本は手にとらないのですけどね。買いました。九州出身の同世代スター女流棋士が、今をどう過ごし何を人々に伝えようとしているんだろうかと。

重度の肝硬変でちょっと動くのもタイヘンの様子。そこに至るまでのムチャぶりと、至ってからの病気と付き合いながらの日常を、カラッとした笑いに変えながら、得た教訓を語られています。

巻末のインタビューから一部引用させていただきますと、
『入院していろいろ知ることができたし、(中略) 将棋で指したことのない手を見て、「ほ!?」みたいな。「見たことない手を見たぞ」って感じなの(笑)。』
闘病生活で得た新しい経験を人に話できることを、逆に楽しんでいるといった風です。

また、死に直面して本当に大切なことが何かわかるといったこともあるようで、派手な政策よりも貧乏人や孤独な老人にほんの少しのやさしさを・・・と、政治に訴えています。それが国民を幸福にしてくれると。

全編にわたり、『”食”というのは人間のパワー!』『おいしいもの食べたら元気になる』というのがベースになっています。
これって女子全般にあてはまるんでしょうかね(笑)。もちろん男もウマいもの食うことは好きですが、女性ほどではないような気がします。
昨日の投稿ではないですが、将棋とオイシイ食べ物が結びつくようなイメージ戦略を考えるとアピールできるかもしれませんね。