文科杯で、気づいたこと。
駒組みから中盤のやりとりまでとても上手に指しているし、詰み局面が出来ればちゃんと詰まして勝ってくれるのですが、詰みの少し手前、寄せ形をどうつくるかという場面で苦労している子が見られます。とくに女子にその傾向が多いかな。
下図は、西部地区予選から。先手の女の子が上手に攻めて、ここまで満点。優勢です。
手番が先手として、さあ、どう後手玉を追い詰めましょうか?
3一に居る後手の銀をどかしたいですよね。ウン、着眼は正しい。実戦では、▲3二銀(あるいは香だったか)とこの銀に働きかけました。ところが、△2二銀打▲2一竜△8六歩・・・ と後手の男の子の必死の攻防にてこずり、うっかりミスも響いて大逆転されてしまいました。
後手の3一の銀に命を与えているのは、実は6四の角なんです。従い、直接3一の銀を狙うのではなく、この角に働きかけるほうが要領がイイ。何らかの方法で、6四の角をイジメにゆく手を考えた子は、カンがよいです。
具体的には色々考えられますが、▲6五香が一番シンプルでよいのでは。△4二角▲6三香成となれば、一気に寄り形。
このような思考は、男の子は教えなくても本能的に備わっている子が多いような気がします。一般的な女子の感性にこの部分を育てるには、恐らくそれを意識した何らかの取り組みが必要なんだろうと思います。
駒組みから中盤のやりとりまでとても上手に指しているし、詰み局面が出来ればちゃんと詰まして勝ってくれるのですが、詰みの少し手前、寄せ形をどうつくるかという場面で苦労している子が見られます。とくに女子にその傾向が多いかな。
下図は、西部地区予選から。先手の女の子が上手に攻めて、ここまで満点。優勢です。
手番が先手として、さあ、どう後手玉を追い詰めましょうか?
3一に居る後手の銀をどかしたいですよね。ウン、着眼は正しい。実戦では、▲3二銀(あるいは香だったか)とこの銀に働きかけました。ところが、△2二銀打▲2一竜△8六歩・・・ と後手の男の子の必死の攻防にてこずり、うっかりミスも響いて大逆転されてしまいました。
後手の3一の銀に命を与えているのは、実は6四の角なんです。従い、直接3一の銀を狙うのではなく、この角に働きかけるほうが要領がイイ。何らかの方法で、6四の角をイジメにゆく手を考えた子は、カンがよいです。
具体的には色々考えられますが、▲6五香が一番シンプルでよいのでは。△4二角▲6三香成となれば、一気に寄り形。
このような思考は、男の子は教えなくても本能的に備わっている子が多いような気がします。一般的な女子の感性にこの部分を育てるには、恐らくそれを意識した何らかの取り組みが必要なんだろうと思います。