昨年の前半まで、行徳将棋クラブのメンバーについては、私が一括とりまとめして大会申し込みを行っていました。ただ、氏名・学年などの誤りのリスクや、また申し訳ないのですが事務負担の軽減をお願いしたいことなどがございまして、各自事務局への申し込みとしていただくようになりました。

そのため、以前にはなかった注意点が発生していることが最近わかりました。ご説明させていただきますので、念頭においていただけますようお願いします。

棋力別のエントリークラスに関して、どのクラスにエントリーするか決める際、教室や道場で設定された級より下のランクでエントリーすることは避けてください。
幾つかの教室や道場で、複数の段・級が設定されている場合は、いちばん上の段・級でエントリーしてください。

通常は、日本将棋連盟が主催あるいは主催者に近い形で運営側に入っている大会で棋力の過少申告によるエントリーが行われた場合、それがわかると失格とされる可能性が高いです。
連盟関係でない大会の場合も、イベントの性格や主催者の方針にもよりますが、基本的にあまり好ましいとはいえないでしょう。

日本将棋連盟の段・級の認定につきましては、棋士・女流棋士・指導棋士、そして公認指導員にその資格が与えられています。
「千駄ヶ谷道場でもらう段・級が本物だろう。公民館のボランティアのおじさんからもらったのは除外して大丈夫だろう」
と思われてしまうのは、気持はよくわかるのですが(泣)、実は制度上は、そうではありません。


子供さんたちの成長は早いですので、見ていると、エントリークラスで良いサイクルに乗っている子と(うまい具合にそのランクの上位に入る周期に乗っている)、損をしている子が居ます。「あー、今くらいの力でつい3カ月前のあの大会でCクラスなら入賞間違いないなぁ」という子も、級が上がっちゃって次の大会はBクラスで出ざるを得ないといったことは、あります。
う〜ン、それは、残念だけど仕方ない。賞状ほしいのはワカります。でも、楽をするのではなく、上のクラスでもがき苦しんで上位を目指してください。