10月7日(日)、フルルガーデン八千代杯なの花将棋大会に参加して参りました。

行きの電車の中では、女の子たちと団体戦チーム名の相談などしながら楽しい時間を過ごしました。
村上駅を降りると、「今年もやってきたなぁ」と気分も高揚してきました。

対局の間中、私は上のフロアから双眼鏡で子供さんたちの戦いの盤面を眺めていました。傍から見たら相当みっともないオジサンだったことでしょう。大変失礼いたしました(笑)。

悔しさにこぶしを握りしめている子もいることでしょう。が、勝利した仲間を祝福できる心の広さを持ちましょう。
さて、行徳将棋クラブの活躍は・・・


高学年Bクラス。行徳将棋クラブからは7名が参加。
南行徳小学校6年生、志田大樹くんが見事、優勝!
そして4勝1敗の子が1名でしたが、得点で残念ながら3位以内には届かずでした。

フルル杯2012志田くんは、先に行われた文部科学大臣杯の西部地区代表、南行徳小チームを主将として引っ張ってくれた子です。

2年連続地区代表の原動力として団体戦ではがんばってくれたのですが、これまで個人表彰の機会には恵まれませんでした。小学生として最後の秋に、将棋の神様が祝福してくれたのでしょう。

先の投稿で、文科杯の県大会の際に矢倉戦で「すずめ刺し」に悩まされたことに触れました。これを克服するために教室で受け・返し技の練習をしたのですが、まさに今日、優勝をかけた最後の対局が矢倉戦。そこでナンと、自分ですずめ刺しを使って鮮やかにキメてくれました。いやぁ、シビレました。

実は高学年B参加者のほとんどの子たちは教室では互いに勝ったり負けたりでして、誰が誰に勝ってもおかしくありません。今日は志田くんの日でしたが、「自分の番もくる」と信じて明日からまたがんばってほしいです。

(※写真・実名は保護者の方の了解を得て掲載しています)


低学年Bクラス。行徳将棋クラブから10名が参加。
4勝1敗が2名でしたが、得点でいずれの子も3位以内表彰台へはのぼることができませんでした。でも、全ての子供さん、胸をはってほしいと思います。日ごろの稽古の成果を発揮してくれました。
実は、10名も参加しているとクラブ内対決がけっこうありまして、大熱戦が見られたりしました。もぅ、うれしいやらかなしいやら。
明るい話題は、年長さんが3人も参加してくださいまして、しかも2名が女の子。これからが楽しみです。


という訳で、高学年B・低学年Bと、3名が4勝1敗で得点計算に泣く・・・という無念さでした。
が、今日は全員の運を志田先輩にあげたと思いましょう。いい稽古をありがとうございます。これからもよろしくお願いします!(笑)


低学年Aクラス。行徳将棋クラブから参加1名。
倉敷杯の千葉県代表の子が参加しました。今日はどうやら新しいことがやりたかったようで、経験値のない戦形で臨んでうまくゆかなかったようです。でも、それもとても有意義なこと。勝敗にこだわらず、興味の湧いたことににチャレンジする精神を讃えたいです。
もう既に、人生論です(笑)。勝つ将棋を指すのか、やりたい将棋を指すのか。人生の様々の局面に通じる永遠のテーマですね。私は、子供さんがやりたいことがあるのなら、それを否定する気持ちにはなれない派です。


高学年Aクラス。行徳将棋クラブ関連で(現在は他の道場・教室へ通っている子含め)3名が参加。
予選は3局までで、2勝抜け2敗失格。抜けたのは1名。抜けた1名も、決勝トーナメントで初戦を飾ること叶いませんでした。
初手から20秒という早指しルール。データ戦の要素が大きかった。
「この子はあの本を読んでいて、相手はあの本を読んでいるな。こちらにはあの形は書いてないから相手が優勢になっちゃったな」というのが、くっきり見えたりしました。
ただ、それもベスト8くらいまで。その上は、読みの力もバランス感覚もスゴイ。完成度の高さに唸りました。子供たちと、また切磋琢磨してゆきたいと思います。


中学生の部、2名参加したのですが、ゴメンナサイ、もうお兄ちゃんたち自分で行動しちゃいますので、気づいたら帰っちゃってました(笑)。結果聴取できていません。部活がメインでなかなか時間がとれないのですが、そんな中、将棋への愛情を忘れずに大会に積極的に参加してくれたことに感謝しています。楽しんでくれたなら、とても嬉しいです。


今日も、全ての子供さんたちにとり、とても有意義な一日だったと思います。県連・事務局の方々、来賓のプロ棋士の先生方に、心から感謝申し上げます。どうもありがとうございました。


おっと、女子アマ団体戦のチーム名。
2年生の子から、「GSG」という提案がありました。Gyotoku Shogi Girls。せっかくなので、子供さんが考えてくれた案を採用したいと思います。
ネットで検索にかけたところ、「GSG−9」というのが、ドイツの対テロ特殊部隊の名称なんだそうです。
おぉぉぉぉ〜、イイじゃないですか。
「GSG−5」に決定。