6月17日(日)は、文部科学大臣杯小中学生団体戦の千葉県大会でした。
行徳からは、西部地区予選を勝ち抜いた福栄中と南行徳小が参加しました。

結果から記します。

南行徳小:

1回戦 2−1で勝ち
2回戦 0−3で負け
3回戦 2−1で勝ち
4回戦 0−3で負け
(2勝2敗で、残念ながら決勝トーナメント進出ならず)
交流戦 3−0で勝ち

2勝1敗で迎えた4回戦で、優勝した勝田台小とあたってしまいました。対戦相手発表を見て「アイタ〜」でしたが、いちばん強いチームと指せる機会を持てたことは良い経験になりました。

西部地区予選報告の投稿でもご紹介した三将の子が今日もまたラッキーボーイ的活躍でした。快勝するかと思えば豪快に王手放置をやってくれたりしまして、アップダウンのジェットコースターを楽しませていただきました(笑)。団体戦ならではの楽しさです。

主将・副将の子に負けた将棋の内容を聞いたのですが、やはり強いチームの子は基本がよく身についています。例えば矢倉戦では、仕掛けのバリエーションのレパートリーが豊富。棒銀だけでなく、すずめ刺しや灘流をよく使いこなしていますね。
オーライ、大丈夫。やればキミたちにもゼッタイ出来る。また出直そう。


福栄中:

1回戦 2−1で勝ち
2回戦 3−0で勝ち
3回戦 0−3で負け
4回戦 2−1で勝ち
3勝1敗で予選2位通過。決勝トーナメントへ!

4回戦、1勝1敗で最後に残った対局は大注目の息を飲む熱戦でした。数年前、公民館教室を開設した最初の頃からコツコツ通ってきてくれた生徒さん。勝ちをたぐり寄せてくれました。
「ハラって誰?聞いたことないよ。信用できんの?」とか、世間は思うだろうなと心細かった時期のことなどが蘇ってきて、ジンときました。

2位決定戦 1−2で負け
3位決定戦 1−2で負け
最終順位 4位。

学校に将棋部があったり道場で指す機会を日頃から数多く持てたり、そういった環境とはほど遠い福栄中の生徒たちですが、県大会でも快進撃! 4位という素晴らしい成績でした。

決勝トーナメント、日頃から戦いに慣れている相手に対し、その場の思考力でハンデをカバーしながら指し進む姿に感動しました。
「そこはとらない、そこはとる・・・」
知っていればノータイムですが、一手一手、考えながら、よく概ね正しく指すものだと驚きました。ただ、ひとつでも間違うと優劣がはっきりついてしまうのが将棋です。次第に劣勢となりましたが、素晴らしい気迫でよく粘ってくれました。
勝ち局面も、ありました。よく出てくる寄せの形・・・知ってるか知らないかそれだけでしたが、そこまで指せたのだから上出来です。

選手たちは相当に悔しかったようです。が、将棋に重きを置いて日常を過ごしている生徒はどちらかというのを、将棋の神様も見ていたことでしょう。県大会でベスト4なんて、普通の人には人生の中でそうそうあることではありません。胸をはりましょう。貴重な経験は一生の思い出であり、また心の財産です。


と、一方、浦安市で開催されていた浦安市民将棋大会でも行徳将棋クラブの子供さんたちが好成績であったとのご連絡を保護者の方からいただきました。優勝やベスト4といったところに名を連ねたとのこと。また予選突破できなかった子供さんたちもしっかり勝ち越していたとのことです。何と素晴らしいことでしょう。ダメ押しの感激。


今日も素晴らしい一日をどうもありがとうございました。毎回決まり文句のようで申し訳ないのですが、子供さんそして日頃からサポートいただいているご家族の皆様、大会運営事務局の方々に深く感謝申し上げます。