6月10日(日)は、東京都杉並区にて行われた第7回将棋教室対抗戦に出場。5人の学年合計が20以下のドラゴンカップに2チーム(男子チームと女子チーム)をエントリー。上総先生や保護者の方々にもご一緒いただき、行きの電車の中から会話もはずみ、良いムードで大会にのぞむことが出来ました。

結果から記しますと、首都圏の教室の精鋭集う26チーム中で何と、男子チームが第4位という快挙を成し遂げてくれました。パチパチパチ!
教室対抗戦2012



まずは男子チームの戦績から。

予選、翔風館に4−1、新城に4−1、千駄ヶ谷に3−2で勝ち、3戦全勝でブロック1位通過を決めました。
そして決勝トーナメント。
1回戦、ふじみ子供将棋教室に4−1で勝利し、ベスト8。
さらに下前将棋教室に3−2で勝ち、ベスト4!

しかし準決勝、大宮に1−4で敗れ快進撃はここまで。大宮は下前将棋教室に予選で敗れていますのでやりようはあったと思うのですが、相手のペースに乗ってしまい崩れました。落ち着いて序盤をイーブンにおさめるのが行徳スタイルなのですが、パンパン早指して指してくる相手と同じリズムで指してしまい序盤から悪くした。今後の課題です。

「相手のリズムに乗らないで。落ち着いて時間を使って」と指示してのぞんだ広尾将棋教室との3位決定戦でしたが、やはり経験の浅い2年生陣が相手ペースに巻き込まれてしまいました。惜しくも2−3で負け。

と、少々辛口に評しましたが、いやぁキミたちスゴイ! 強かった! 日頃の子供さんたちの努力と、保護者の皆さまのサポートに感謝申し上げます。
そして何より、この場には居なかった行徳将棋クラブの全ての子供さんたちに拍手! 今日指したメンバーだけではありません。全員での切磋琢磨の結果勝ちとった、関東ベスト4という栄冠です。みなさんを、ほこりに思います。


そして、女子チームの奮闘も見事でした。

大会の趣旨として、女子普及を目的としたエントリー枠を設けてくださっているという点からも、必ずしも勝つことだけが目的ではないのだと考えます。

今回、女の子だけでチームを組めたことは、それだけでとても重要な出来事でした。将棋界としまして、女子への普及が重要課題として挙げられています。

これも、地域の皆さまのご支援あってのことです。
具体的には、行徳公民館の耐震工事期間中、押切自治会館という素晴らしい場所のご提供をいただきました。行徳駅前通りの通行人から見えるオープンな場所で楽しく将棋を指せたことが、女の子たちにも馴染みやすい環境をつくったのだと思います。

今日は、関東の強い子ばかりが集まる大会で、厳しい戦いになることは覚悟の上でした。
事実、予選は、北浦和に0−5、広尾に0−5、南箇に1−4という結果でした。

が、午後の交流戦では対戦表にポツポツと白マルが見られました。何より、精神的に後ろ向きの子が居なかった。驚きです。負けても、「次は!」と向かっていく姿勢が全員に見られました。秋にはレディースの団体戦にチャレンジしてみたいと思います。今から楽しみです。


最後に、素晴らしい大会を運営してくださった棋友館スタッフの皆さま、プロ棋士指導棋士の先生方に、深く感謝申し上げます。有意義な大いなる一日を、どうもありがとうございました。この経験を糧に、明日からまた歩みを進めてゆきたいと思います。