詰将棋制作の第一人者といえば、パッと頭に浮かぶのは浦野真彦七段。その著作本は、品薄状態で入手困難なものもあるほどですね。

さて、実は、行徳将棋クラブにも詰め将棋を作るのが好きな子がいまして、その名も浦野雅都(うらのまさと)くん※。
「きみの家、家系図ない?ご先祖様がどっかで繋がってないかな?」
とか、私も冗談を言ったりするのですが(笑)。
まだ、小学2年生です。

教室の度に自作の詰め将棋を披露してくれます。最初の頃は、あまり実戦であり得ないようなゴタゴタとしたものが多かったのですが、最近、しだいにスッキリした美しい形になってきました。ひとつ、ご紹介します。9手詰めです。解答は下。

9手詰め  浦野雅都作

9手詰






解答:
▲5一角△同玉▲4一桂成△6二玉▲5一角△7二玉▲7三金△8一玉▲8二金打まで9手詰め。

角捨てのアイデアがカッコイイ! また、ちゃんと1一に相手の飛車を置いて3手目を▲4一桂成に限定しているのもさすが(▲4一飛成だと△同飛)。
楽しみがまた、増えました(笑)。他の子も興味あったら作ってみてねー。実戦で出てきそうな局面を歓迎します。そのほうがみんなの練習になるので。


※保護者の方の許可を得て実名掲載しました。