引き続き、将棋関係の方はスルーしてください。失礼いたします。


さて、マイセンライブでの話。
事の発端は、いつだったか、私が次のエピソードを話したこと。

『大学時代の4年間、東京の北区西ヶ原という所に下宿しました。最初は四畳半、後に六畳。風呂なんか付いていません。銭湯通いです。
西ヶ原といってもピンとこないかもしれませんね。当時の最寄駅はJR山手線の駒込駅(現在は地下鉄西ヶ原駅があります)。霜降銀座・染井銀座と続く商店街が生活圏でした。

その昔、そこにはとある大学があったのです。今は他の場所に移転してしまいました。跡地はずいぶんと長い間、大きな空き地になっていたようです。今どうなのかは知りません。

ある夜、同期の親友が下宿を訪ねてきました。ドアを開けた瞬間、ボーッと焦点の定まらない目の友人が立っていた。私は、即座に何があったのか悟りました。
彼が、好きな女の子に告白をするのだということを知っていたので。

一晩、安いウイスキーを飲みながら、何の話しをするでもなく、何をしていたんだか。私の部屋は、BGMといえば吉田拓郎とボブ・ディランのカセットテープしかなかったので、それを流していた。そして、拓郎の「冷たい雨が降っている」が、その空気に沁みすぎて痛かった。それだけは、覚えています』

・・・という、話です。

私は何気なく話したのでしょうが、「それはイイ話じゃないですか!」と中山さんにたいそう気に入っていただいたようで(笑)。
その下宿の風景が、彼自身の原風景にもダブるのだとか。それで、「ボブ・ディランと吉田拓郎のCDしかない俺の部屋にアイツがやって来たのは0時を過ぎていた・・・」というあの歌ができたそうです。

失恋の話なのか拓郎の歌の話なのか、はたまた中山さんの新曲の話なのか、ポイントがどこにあるのかよくワカラン話でゴチャゴチャしていますが(笑)。ポイントなんてないんです。酒の席の馬鹿話のようなもの。
とりとめもありませんが、こんなところでどうかご勘弁を(笑)。