地元宮崎の話題をひとつ。

最近、一部週刊誌がスクープのように取り上げているのですが、地元では数年前から普通に話題になっていました。普天間基地移設先の候補として、政府は宮崎県新富町の新田原航空自衛隊基地を検討しているらしいと(航空自衛隊は他の基地へ移動)。

ところが、その新富町は今、口蹄疫の家畜処分のまさに渦中にあります。さすがにこのタイミングで、米軍をそこに常駐させるような話は無理だろうと思います。
あるいは、まさか農家への補償と絡めて基地機能の一部受け入れを求めてきはしないか、注意深く見ているところです。滑走路を名護市が仮に受けてくれたとしても、基地機能の分散移転の問題は引き続きありますので。

口蹄疫の被害に遭われている農家の方々には本当に気の毒に思います。長年かけて築き上げた宮崎ブランドの食肉が大打撃を受けるのは、残念です。
一方、なぜ今、この時に、宮崎にこの試練をと考えると、感じるものがあります。宮崎は多大なる犠牲を払って、米軍基地移設先から逃れる免罪符を与えられたのではないかと。あるいは逆か?農業立て直しのためにも、基地機能の一部を受け入れるのか?地元の意見はもちろん、大反対。

高校時代の友人の多くが県職員になっていまして、農政担当も居るのですが、苦しかろうなと思います。何とか、がんばってください。