私が中学生か高校生くらいだったかなぁ。その頃聞いた、ある先生のこんな言葉が頭に残っています。
「今勉強していることの殆ど全てを、君たちはやがて忘れてしまうだろう。でも、何かがほんの僅かに砂金のように残るものです。この砂金ってのがなぁ、大事なんだよ」
勝又先生の講座で、子供たちは「頭金」という言葉を習いました。
「玉を下に追い込んで頭に金を打つと詰むことが多いよ」・・・これは、玉の逃げ方を練習する際にお話いただいたことなのですが、その子は恐らく前後の文脈に関係なく、
「玉の頭に金を打つと勝てる」
何となくそれだけが記憶に残っていたのでしょう。ちなみに、詰めが弱くなかなか勝ち星に恵まれない子です。
6日の自由対局の際、その子が、
「先生、頭金で勝ちましたっ!」
と嬉しそうに言ってきました。
「玉の頭に金を打ってみたら、詰みましたっ!」
見ると、下図のような詰み。

どっちの頭やっちゅー話なのですが(笑)、正確に理解していたかは別として、「頭金」という言葉が記憶に残っていたから勝てたことに変わりはなく、勝てば自信になります。
難しくても何でも、子供に一生懸命何か話をすることは、イイことなのかもしれませんね。
「今勉強していることの殆ど全てを、君たちはやがて忘れてしまうだろう。でも、何かがほんの僅かに砂金のように残るものです。この砂金ってのがなぁ、大事なんだよ」
勝又先生の講座で、子供たちは「頭金」という言葉を習いました。
「玉を下に追い込んで頭に金を打つと詰むことが多いよ」・・・これは、玉の逃げ方を練習する際にお話いただいたことなのですが、その子は恐らく前後の文脈に関係なく、
「玉の頭に金を打つと勝てる」
何となくそれだけが記憶に残っていたのでしょう。ちなみに、詰めが弱くなかなか勝ち星に恵まれない子です。
6日の自由対局の際、その子が、
「先生、頭金で勝ちましたっ!」
と嬉しそうに言ってきました。
「玉の頭に金を打ってみたら、詰みましたっ!」
見ると、下図のような詰み。
どっちの頭やっちゅー話なのですが(笑)、正確に理解していたかは別として、「頭金」という言葉が記憶に残っていたから勝てたことに変わりはなく、勝てば自信になります。
難しくても何でも、子供に一生懸命何か話をすることは、イイことなのかもしれませんね。