子供の頃、玉の囲いを色々と工夫して考えるのが楽しかったという方も多いと思います。私も一時期、そうでした。

行徳将棋クラブの子の中にも、自分で色々考えてくる子が居ます。もちろん定跡形に組むことを覚えるほうが近道かもしれないのですが、私としては、少しの間は何も言わずにそれで指させてあげたいと思います。

そんな中から、昨年私が「おお!」と感心した囲いをひとつ。
新無敵囲い


初心者の子がよくやる、「無敵囲い」・・・左右の銀を、金の上に載せ金銀4枚で固めるという囲いがあります。

しかし、これは飛車を1段目に下ろされて成り駒を2段目の銀に当てられるとモロい。
その子は、このパターンで何度か負けたのでしょう。上図の囲いを考えてきました。最初、何気に見ていて「ん?おやおや?」と思ったのですが、ご覧ください、1段目が銀で2段目が金・・・わざわざ6手かけてこう組んでいる訳です。
ナルホド!これなら耐久力がある。

「新無敵囲い」と命名し、「よく考えたなー!」と大絶賛させていただきました(笑)。
その子は、ほどなくそれも卒業し、ぐんぐん伸びています。

今年も、子供たちからどんなアイデアが飛び出すか、楽しみです♪