先日、医療関係者と話をしていたときのこと。

「歳のいった人が『行徳将棋クラブは大人でもいいですか?』とけっこう電話かけてくる」という話を私がしたところ、「脳梗塞とか煩った人かも」と。ちょっと驚いて、「脳のリハビリに将棋がいいの?」とたずねたところ、「そらぁ、いい。明らかに、いい」とのこと。医者も、そのようなことを勧めるのだとか。

実際に現在煩っていなくても予防になるし、あるいは痴呆防止にもよいようですね。ある年齢以上の方々にとり、「人と交わって頭を使う」というのが大変重要なことのようです。

健康医療の視点で将棋を考えたことが無かったもので、しばし思考停止してしまいました(笑)。そのような場として期待される可能性は、想定外でした。

で、どうなるかわかりませんが、まずは歓迎しています。子供たちに交ざることに違和感なく楽しんでいただけるのであれば、ぜひ一緒に指しましょう(笑)。現在、お父さんたちとはまた別に、シルバーの方が2名いらっしゃっています。

日本将棋連盟としても、教育機関への働きかけというのも当然なのですが、高齢者が集まる場所への浸透を意識してみるというのも、ひとつ面白いかもしれませんね。ネットよりは活字文化の人々ですから、新聞社にとり頼りになる層。将棋の価値が上がると思います。