日本将棋連盟の上層部および正会員である棋士の先生方に届けばと思い、この投稿をいたします。

ある発表や行動について外の人間からどう見えているか、内側に居て把握することは難しいものです。従い、LPSAとの共同声明について、外からどう見られるか、連盟のために敢えてお伝えしたいと思いました。

一般社会人の方々は、会社や所属組織の中でこの種の紛争に案外よく接しており、将棋一筋に打ち込んでこられた純真な先生方にとり恐らく意外であろうほどに、人間関係の裏側を読むフィルターを持っているものです。そして正しい・間違いに関係なく、そのフィルターを通して「こうだろうな」と判断してしまいます。

さて、私がもし連盟に関係のない、少し興味を持つ程度の浅い将棋ファンだったとして。

共同声明ですが、停戦協定と見えます。ということは、紛争があったのだろうな、と。そして、これから過激派の残党狩りが始まるのだな、と。
さらに、LPSAとの力関係からして、連盟が弱い女性をパワーハラスメント的に抑え込んだような印象を持ってしまいます。
私自身は、決してそのようなことではないだろうと願っています。が、普通ならそういうイメージになってしまうであろうと。

もし今後、連絡協議会でいちいち週刊誌やネットの記事について「これは悪口だ。黙らせなさい」というような話が出てきてしまうと、「やっぱりそうだ」と判断されてしまいます。どうぞそのようなことはなさらないよう、あらかじめお伝え申し上げたく。それはもう、丁度最近話題になった映画「20世紀少年」のトモダチ・・・「こいつは粛清だ」を彷彿とさせます。

それ位読んでくれるのならまだ幸いです。最悪の場合、「将棋の人たちって、子供じみていてみっともないね」で終わりかもしれません。

通常、産業界においても、経営的に難局にあるような会社の経営陣の誹謗中傷ともとれるような口悪い記事が週刊誌やネットに度々掲載されることなど、日常茶飯事であります。
立派な経営者ならば、そのような雑音は無視し、会社のお客様や従業員のために黙々と職務に励むのが普通であって、連盟幹部の方々にもぜひそのようであってほしいと願っています。そうすれば、必ず慕う者・理解者も数多く現れ、世評もプラスになってゆくものです。

この度の共同声明が、純粋に、2団体でこれから将棋界を盛り上げてゆくための単なる確認書であったことを願っています。