img01611日午後、幸公民館に中学生を呼んで駒落ちの稽古。二枚落ち〜飛香落ち。

土曜教室では、小学生の面倒をよく見てくれてとても有難く思っているのですが、私がどうしても小学生のほうに時間をとられ彼らの稽古が手薄になっていました。ので、たまにはということで。

指導法は紆余曲折。写真の高橋道雄先生の著書の考え方に感銘を受け、行徳はこれでいこうかと考えていました。
小中学生も何かと忙しく、特に当クラブは家で将棋をなかなかできない子が多いことを前提とすべき。矢倉と四間飛車だけ教えて、駒落ちも平手もこれだけで戦えるようにと。

ところが、飛香落ちまでは必勝定跡と言われますが、二枚落ちは銀多伝、飛香落ちは1筋一歩交換の右四間が何といっても優秀。急がば回れで、これをマスターしたほうが結局は早いんじゃないか?という・・・

子供たちには申し訳ないのですが、試行錯誤の最中です。

恐らくは、子供の環境や性格によって、最も合う方法が一人一人違うんだろうと思います。家で将棋の時間がとれる・とれない。あるいは、基本を叩き込んで応用といった学習が合う子、そうでなく自由に伸び伸び指して強くなる方法が合う子・・・

12日、独り飛香落ちの整理と棋譜並べ。
天野宗歩オモシロイ。そっか、右四間定跡は宗歩が作者ですね。はぐらかし方もさすが。こんなのを見せられると、やっぱり定跡じゃなくて自由にやらせて思考力を鍛えたほうがとか思ってしまって、まわるまわるよ時代は回る(笑)。