よかったですねー、侍ジャパン。V2おめでとうございます！

ちなみに、AIGのグループ会社はかつて日米野球のスポンサーでもありまして、日本野球が米国に追いつけ追い越せの歩みの歴史を刻んでこれた影にも、AIGありです。

いやぁ、これでもかという位に叩かれていますねAIG。
負けじと、エールを送りたいと思います。

AIGが業務において債務不履行を行わないために公的支援が行われています。
多くの金融機関が、AIGから巨額の保証金を受け取りました。それら金融機関は自らの企業・事業の審査が甘かったために失敗し、AIGの保証に頼ることになりました。それを「ずさん」とは言わずに、AIGは支払いを実行します。契約だからです。
同様に、結果として会社の業績を悪くした社員に対しても、AIGは賞与を支払いました。契約だからです。支払わなければ、債務不履行と同等。

法人との契約を履行することはOKで、個人との契約はNGなんてことは、ナイ。

ちなみに、CDS乱発で経営破たんみたいに言われていますが、もし経済が安定していれば、AIGは資産売却によりスムーズに繋ぎ融資金を返済できた。自身の体力をはるかに超えて乱発したわけでは、ない。
しかし、これほどまでに世界経済が同時にクラッシュすることを想定できたか？　それを想定しなかったことについて１企業に全ての責任を負わせるのか？

むしろ今回、１企業が想定・判断できる範囲をはるかに超えて経済が広範囲に痛むシステミック・リスクが存在していることが証明された良い機会であるととらえ、新システムを構成するきっかけにするという考え方が正しい。社会全体の共同責任。

マスコミは「庶民の税金の使われ方」という観点からスキャンダラスに報道しますが、その「庶民」が、いかにこれまでAIGのような金融機関から経済的にも文化スポーツ面からも恩恵を受けてきたのか一切言わない。

わかる人々にはわかっているとは思うのですけどね。
AIGはスケープゴートですね。人々の不満のエネルギーをここにそらし時間をかせいでおいて、米国政府はやることをやってゆくのでしょう。

ブーイングの嵐の中ですが、きっと味方もいる。
ガンバレ、AIG！