ふぅ〜。

行徳将棋クラブで今後、将棋の戦法全般についてバランスよく知識を習得してもらうため、戦法の体系化とテキスト作りに取り組んでいます。けっこうタイヘン。

先日、公民館教室で2時間びっちり定跡の講義と実践を繰り返しやったところ、顔を真っ赤にして畳に倒れこむ子が居ました。一方、楽しんでホイホイ覚えちゃう子も。

ははぁ〜、と思いました。

スイスイ覚える子は、ポイントを押さえるのがウマイですね。
例えば、30手くらいの手数の定跡をマスターするとした場合、要領の良い子は、「ここはこうするしかない」といったところでは、頭を働かせない。3手くらい、「これは知らないと指せない」というポイントがあって、それだけ頭に叩き込む。無意識に、それが出来る。
逆に、生真面目な子は、全手数を最初から最後まで丸々暗記しようとする。で、エネルギーを使いまくって頭がパンクする。

よく学校の勉強でも、「あの子は勉強のやり方がわかっている」とか「あの子は要領がいい」とか言いますよね。恐らく、こういうことなんだと思います。

教えるほうも、全体の骨格の押さえとポイントどころを、アクセントをつけて子供たちの脳にインプットしてゆくことが大切だと思います。