Hara Blog : 2022年07月

コメント欄の運用について。様々な経緯から、次のようにさせていただいています：ブログ主およびコメント投稿者含め、互いの意見に対する反論や、ネガティブなニュアンスを感じさせるとブログ主が判断したものは、削除します。続く人はブロックし、解除しません。何卒ご了承ください。

2022年07月

2022年07月20日17:46

マリア・ザハロワ　今日のカウンターパンチ　米国の脅しに対して

カテゴリ: ウクライナ情勢　ロシア・ウクライナのメディア情報; 地域コミュニティー

ホワイトハウスのジョン・カービー報道官が「ロシアがウクライナの一部を併合すれば新たな制裁を課す」と警告したのに対し、マリア・ザハロワの切り返し。上手いものです。

タス通信より。

（7月20日13:55　タス通信）
【ザハロワ、ウクライナの一部がロシア連邦へ併合されれば制裁を課すという米国の脅しに対応】

米国からの雷雨は、ウクライナで意図されたコースを進めるというロシアの決意を強めるだけです。水曜日にロシア外務省公式代表マリア・ザハロワがテレグラムチャンネルに投稿したもので、米国はウクライナの一部がロシア連邦に併合されれば新たな制裁を課すというホワイトハウスの声明についてコメントしています。

「ホワイトハウスの過ちは、ウクライナの一部をロシアが併合していないのに『新しい制裁』を導入し、実施していることです。したがって、さらなる脅しはききません。それどころか、それはウクライナで意図されたコースを進めるという決意を強めました」と述べました。

火曜日に、ホワイトハウス国家安全保障会議の戦略的コミュニケーションコーディネーター、ジョン・カービーは次のように述べました。「米国政府は、ワシントンがウクライナと見なしている領土のロシア連邦への併合を認めるつもりはない。米国当局はそのような事件の進展においては、モスクワに対して新たな制裁を課す準備ができている」と。

2022年07月20日16:54

YouTube【メドベージェフ「ゼレンスキーに審判の日がやって来る」】

カテゴリ: ウクライナ情勢　ロシア・ウクライナのメディア情報; 地域コミュニティー

YouTubeに【メドベージェフ「ゼレンスキーに審判の日がやって来る」】をアップしました。

YouTubeにてご視聴の方は下リンクをクリック：
https://youtu.be/UTfNoTPOKUc

埋め込み：

2022年07月20日10:20

シリアに関する3か国共同声明　プーチンのスピーチより

カテゴリ: ウクライナ情勢　ロシア・ウクライナのメディア情報; 地域コミュニティー

テヘランでのロシア（プーチン大統領）トルコ（エルドアン大統領）イラン（ライシ大統領）3か国会談で、シリアに関する共同声明がプーチンより発表されています。イズベスチヤより、要点の箇条書きです。

ウラジーミル・プーチンの共同声明に関する発表：

・テヘランでの会合の結果、ロシア連邦、イラン、トルコの大統領は共同声明を採択しました。

・共同声明は、シリアの危機は外交によってのみ解決できることを確認しました。

・シリア人自身が、外部からレシピやモデルを押し付けられることなく、シリアの将来について話し合う必要があります。

・ロシア連邦、イラン、トルコは、シリアの憲法委員会の円滑な活動を引き続き支援する準備ができています。

・ロシア、イラン、トルコは、シリアに対するすべての一方的な制裁を拒否します。

・シリアの合法的な当局は、国の広い領土の支配権を取り戻しました。

・シリアに関する次の協議は、年末までに行われるべきです。

ウラジーミル・プーチンのスピーチより：

・ロシア連邦、トルコ、イランはシリアに関するわずかな見解の違いがあります。各国は、テロリズムをそこで排除しなければならないことに同意しています。

・シリアに対する制裁は悲惨な結果につながり、大多数は貧困線以下で生活しています。

・シリアに対する西側の制裁は悲惨な結果につながり、この国への人道援助を政治化してはなりません。

・SAR（疑わしい取引報告）に関するロシア連邦、トルコ、イランの作業は継続されており、妥協点を見つけることで、国際テロのバックボーンが破壊されているという事実につながっています。

・多くの問題に関するロシア連邦とイランの立場は一致しています。

・イランの核開発計画に関しては、テヘランの雰囲気、仕事の作業状況を理解することが重要でした。そこではロシアの役割が重要です。

・シリアへのすべての人道援助は、国の公的機関を経由する必要があります。

（ブログ埋め込み用資料映像）
3か国共同声明を発表するプーチン大統領。 pic.twitter.com/0qmWT9wF8S
— 原伸一・Shinichi Hara (@GyotokuShogi) July 20, 2022

出展：
https://t.me/izvestia/97223
https://t.me/izvestia/97231

2022年07月20日08:03

HIMARSの有効性

カテゴリ: ウクライナ情勢　ロシア・ウクライナのメディア情報; 地域コミュニティー

米軍から提供されたMLRS（高機動ロケット砲システム）HIMARSの有効性に関するロシアの調査団体リバールの記事（https://t.me/rybar/35829）。

【アメリカのHIMARS MLRSがウクライナに移管されて以来、それらはすでにその有効性を証明しています。多連装ロケットシステムと短距離砲による大規模な砲撃によってロシアの防空システムを「過負荷」にし精密誘導爆弾で標的を特定し破壊する戦術を可能にしています。

米国製複合機器のもう一つの利点は、高い機動性です。ホイールベース（車両に搭載されている）のおかげで、彼らはタイムリーに発射位置を離れることができ、検出と破壊を回避します。

ニコラエフ地域では、ウクライナ軍の第201防空旅団の対空ミサイル部門の一部として、少なくとも2つの発射装置が配備されています。旅団自体の指揮所はバリュシノにありますが、MLRSランチャーはボズネセンスクの近くにあります。

攻撃をするために、HIMARSはニコラエフの北西のエリアに進みます。そこから、ヘルソン地域の特定された標的に一斉射撃が行われます。タスクを実行した後、MLRSは最前線から十分に離れているボズネセンスクに戻り、検出と反撃を回避します。】

2022年07月19日10:57

検事相当/保安局長解任とヴィン二ツァ爆撃の事件が謎解きストーリーに発展

カテゴリ: ウクライナ情勢　ロシア・ウクライナのメディア情報; 地域コミュニティー

連日お伝えしている大騒ぎになったヴィン二ツァ爆撃ほかの件と昨日の検事総長/保安局長以下60名解任の件が、ミックスされて推理小説のようになっています。

軍事サイトColonelcassadからですが、具体的に人名まで出てきていまして、ロシア軍によるヴィン二ツァ爆撃で死亡したのはウクライナ空軍の兵器・兵站部長オレグ・マカルチュク大佐、兵站部長代理のドミトリー・ブルディコ大佐、軍事科学部長のコンスタンティン・プジレンコ中佐。

これらウクライナ軍高官と一緒にいた西側の武器の専門家が誰なのか、それが興味深いとしています。ヴィン二ツァの爆撃はヒステリックに世界中で報じられ、直後に検事局と保安局の大規模解任劇となりました。米国にはかなり痛手だったのかもしれません。

ちなみに、爆撃で死亡した中に西側の武器供給者がいたことはロシア外務省も発表しています。ツイートを再掲します：

⚡️ザハロワ報道官のコメント

🗨️ロシア国防省の情報によれば、高精度ミサイル『カリブル』による爆撃はヴィンニツァ市の駐屯将校の建物に向けて行われたとのことである。爆撃当時、建物内ではウクライナ軍司令部と外国の兵器供給者との間で会議が行われていたという。
👉https://t.co/gY1seuVI0T pic.twitter.com/mkJe79Uof1
— 駐日ロシア連邦大使館 (@RusEmbassyJ) July 16, 2022

わかっているのはここまで。ストーリーがどう発展するかは不明ですが、ロシアメディアの方向性としては「ロシアが戦っている相手はウクライナではなく米国なのだ」ということをハッキリさせていく、その過程にあるような印象です。つまり、今回の件は「アメリカがウクライナに命じて検察と保安局を清掃した」と。

以下、タス通信からです。

（7月19日05:22　タス通信）
【米国は、戦争犯罪を文書化するためにウクライナと協力し続ける】

ワシントンは、ウクライナの検察総長と保安局長が解任された後も、引き続きキーウと協力して戦争犯罪を記録し、改革を支援していきます。月曜日にホワイトハウス報道官のカリーヌ・ジャンピエールにより記者向けのブリーフィングで述べられました。

「通常、私たちは人事異動や（他国の）内政については話しません」と彼女は関連する質問に答えて言いました。「しかし、私たちの側では、ウクライナ検察総長室と協力して、ウクライナでのロシア軍による戦争犯罪と残虐行為の事件を記録しています」とジャンピエールは述べました。大統領の報道官は、「ウクライナで進行中の汚職防止改革も引き続き支援します」と付け加えました。

7月17日、ウクライナのウォロディミルゼレンスキー大統領は、保安局長イワン・バカノフと検察総長イリーナ・ベネディクトヴァを職務から解任する法令に署名しました。ゼレンスキーは、この決定は部門の職員の多くの反逆の事実に関連していると述べました。彼によると、651の刑事訴訟が、反逆罪にて法執行官の下で開始されており、その一部はすでに起訴されています。

アナトリ―アントノフ駐ワシントンロシア大使はこれに先立ち、ウクライナでのロシア連邦の特別軍事作戦は、ドンバスでの長年にわたる民間人の大量虐殺に終止符を打ち、ウクライナでネオナチを武装解除することを目的としていると述べました。彼によれば、ロシアは米国とは異なり、戦争犯罪を阻止するためにあらゆることをしているとのことです。

2022年07月18日18:58

マリア・ザハロワ「非ナチ化がフルスロットルで進行中」ゼレンスキーの検事総長と保安局長官解任を一言切り

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ゼレンスキーがウクライナの検事総長と保安局長官を解任したニュースは、日本でも本日流れています。論調としては「どうだロシアめ、参ったか！」の方向性。

日テレニュースより、一部引用：
【ウクライナのゼレンスキー大統領は17日夜、検察と保安局の職員60人以上がロシア側に協力した疑いがあるとして、検事総長と保安局長官を解任したと明らかにしました。
解任されたのは、ベネディクトワ検事総長とバカノフ保安局長官です。ゼレンスキー大統領は解任の理由として、ロシアに占領された地域に残る検察と保安局の職員60人以上が、ロシア側に協力した疑いがあるとしています。】

いっぽうこれに対して、ロシア外務省報道官のマリア・ザハロワ。テレグラムに
「ゼレンスキーが検察総長と保安局長を解任。非ナチ化がフルスロットルで進行中」
と一言だけ投稿し、これが実に痛快であるとしてメディアも取り上げています。

下の通り、ホントに一言だけ。スパッと切って捨ててます。
ザハロワ投稿

背景を説明しますと。先日、ルカシェンコ（ベラルーシ大統領）情報として、
「アゾフなどの民族主義グループは、ウクライナをポーランドに献上するかのようなゼレンスキーの政策に反対している。両者の関係に亀裂が入っている」
というのをご紹介しました。

それが表面化してきたということですね。ゼレンスキーはアメリカの長距離砲で失地回復できると自信を持ってしまい、過激派の連中は用済みになりつつある。アメリカが過去に繰り返してきた、テロリストを支援しては斬り捨てる戦略がここでもまた行われているということでしょう。

しかし、さすがマリア・ザハロワ、切れ味爽やか。クドクド言うより、これがカッコイイですよね。SNSの使い方も心得ているようです。

2022年07月18日17:51

ショルツ独首相「ロシアが提示する条件で和平が実現しても制裁は解除しない」

カテゴリ: ウクライナ情勢　ロシア・ウクライナのメディア情報; 地域コミュニティー

前の記事に引き続き、ドイツ。ショルツ首相は、ロシアに対して厳しい姿勢です。こう言うしかないところでしょう。

（7月18日09:24　タス通信）
【ショルツ、モスクワの条件でのウクライナ平和の場合はロシアに対する制裁を解除せず】

欧州連合は、モスクワとキーウがロシア連邦の条件で和平協定を締結したとしても、ロシアに課せられた制裁を解除しません。日曜日にFrankfurter Allgemeine Zeitung紙に掲載された記事の中で、ドイツのオラフ・ショルツ首相が表明しました。

「新たな現実のひとつは、ここ数ヶ月で欧州連合も結束されたということです。ロシアの侵略に満場一致で反応し、前例のない厳しい制裁を課しました」とショルツは述べました。「私たちは当初から、制裁を長期間維持しなければならない可能性があることを知っていました」と政府の長は付け加えました。

「そして、ロシアがウクライナに指定した条件での和平の場合、これらの制裁のいずれも解除されないことも明らかである」と彼は続けました。「私たちは、経済、人道、財政、武器の供給というこの支援が必要な限り、ウクライナを支援します。同時に、NATOが戦争の当事者にならないことを保証します」とショルツは主張しました。

彼はドイツのロシアへのエネルギー依存を取り除くことを望んでいますが、「ドイツ連邦共和国のように強くて繁栄している国にとってさえ、この道は容易ではありません」と認めています。「私たちは持久力が必要になるでしょう」と彼は言います。首相は、多くのドイツ人がウクライナでの現在の出来事の結果、主にガソリンと食料の高価格に苦しんでいることを認めました。

ショルツ氏は、「世界のどの国も単独でこの発展に立ち向かうことはできません」と、世界経済がここ数十年で直面しなかった課題について述べました。彼によると、過去数十年にわたって遭遇していません。「危機から抜け出すためには、より強く、雇用者、労働組合、科学者、当局者が団結する必要がある」とドイツ首相は信じています。

2022年07月18日16:42

ドイツ国民の3分の2がウクライナへの重火器の提供に懸念

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ドイツでは半分以上の人々がウクライナへの加担に懐疑的であること自体は世論調査で解っていますが、果たして国会の場にそれが反映される流れになるか。

下の記事はタス通信からですが、左翼党の副官セビム・ダグデレンは以前からこの論調で、彼女がこれを語るのは特に珍しいことではありません。ただ、次第に民意がバックについてきている状況なので、与党にそれなりのプレッシャーにはなるかもしれません。

ちょっと不思議な感覚になりますね。現在当ブログを読んでくださっているのは保守の方々が多いと思いますが、本来保守が忌み嫌うべき人がこれを言ってくれているというのは、どうなってるんでしょうね。

（7月18日12:11　タス通信）
【連邦議会で、ウクライナを武器に注ぎ込むことは第三次世界大戦を招く述べる】

西側によるウクライナへの武器供給量の増加は、第三次世界大戦の脅威で国際社会を脅かしています。月曜日にドイツ連邦議会（議会）の左翼党の議員、セビム・ダグデレンが警告しました。

国会議員は、中国の新聞「環球時報」とのインタビューで、「ウクライナへますます重火器の供給を増やし、ウクライナ（軍）の要員を訓練することは、第三次世界大戦のリスクを高めています」と述べました。副官によると、ドイツの人口の3分の2がそのような懸念を表明しています。

「ですから、この問題を心配しているのは私たちだけではありません」とダグデレンは続けました。彼女の意見では、ウクライナ紛争において英国と米国は、敵対行為を長引かせることを通じてロシア連邦を疲弊させようとして、「代理戦争に依存している」。「目標はロシアを長期間かけて弱体化させることです。このために西側は何万人もの人命を犠牲にし、人々に果てしない苦しみを与え、ウクライナを破壊する準備ができています」と副官は述べました。

彼女によれば、ウクライナでの紛争が長引くほど、全世界への影響は深刻になるとのこと。「交渉を通じてこの問題を解決するために、真剣な外交努力をする必要があります」とダグデレンは結論付けました。

2022年07月18日14:35

防空ミサイルの実情　ヴィン二ツァ（ウクライナ）にて

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昨日ツイートしたヴィン二ツァの別の現場（スレッドの下の動画）。ウクライナの兵隊さんたちが何やら金属片を急いで片付けている。ロシアのSNS上では「防空ミサイルの破片」とのこと（ハズれて落ちてきたのが民間に損害を与えたことがバレるとまずいので）。

ウクライナ側は「ロシアのミサイル4発をすべて迎撃した」と発表しているが、「ちゃんと撃ち落としたがその破片が落ちてきてしまった」のなら、そんなに慌てて拾う必要はないだろうと。

ヴィン二ツァの別の現場。ウクライナの兵隊さんたちが何やら金属片を急いで片付けている。ロシアのSNS上では「防空ミサイルの破片」とのこと（ハズれて落ちてきたのが民間に損害を与えたことがバレるとまずいので）。 pic.twitter.com/2oPwMrC6HM
— 原伸一・Shinichi Hara (@GyotokuShogi) July 18, 2022

防空ミサイルの実情は我々日本人も認識しておいた方がよいですね。感覚的には、市ヶ谷のパトリオットで迎撃したミサイルの破片が（あるいはハズれた防空ミサイルそのものが）三鷹や八王子の住宅地に落ちてきた感じ。そんなことあり得るのか？と思って調べたら、あるようです。

【河野防衛相は２６日の記者会見で、東京・市ヶ谷の防衛省敷地内に展開する航空自衛隊の地対空誘導弾「ＰＡＣ３」が敵ミサイルを迎撃した場合、破片の落下で周辺の家屋に被害が出る可能性があると述べた。（読売新聞2020年6月26日）】

2022年07月18日13:27

サウジアラビア、ロシア産石油の輸入を倍増　禁輸機能せず

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下の埋め込み動画「サウジアラビアは石油の輸入を増加させており、発電に使用されています。データは今年4月～6月に、サウジアラビアが647,000トンの燃料油をロシアから、ロシアとエストニアの港を経由して輸入したことを示しています。昨年の同じ期間に輸入された320,000トンの約2倍です。」
・・・これが何を示しているか。

たぶん、ロシアからディスカウントで輸入したオイルを、サウジはサウジ産として国際市場で売りさばき、利ザヤを得るのだろうと思います。あるいは「国内の発電用にはロシアからの輸入、今まで発電用に使っていたのを輸出に回してます」など言い訳して。どちらでも同じこと。

バイデンはサウジに石油の増産を要請しているが結局はこのようなことになり、ロシアの石油を封鎖することは難しい。

「サウジアラビアは石油の輸入を増加させており発電に使われています。データは今年4月～6月に、サウジアラビアが647,000トンの燃料油をロシアから、ロシアとエストニアの港を経由して輸入したことを示しています。昨年の同じ期間に輸入された320,000トンの約2倍です」これが何を示しているか（続く） pic.twitter.com/8REsPV7eKc
— 原伸一・Shinichi Hara (@GyotokuShogi) July 18, 2022

2022年07月18日05:27

パクロフスコエの弾薬拠点とHIMARSをロシア軍が爆破

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セベルスク～ソレダール～バフム―ト戦線。このエリアの弾薬供給拠点がパクロフスコエにあり、下埋め込みの動画はロシア軍がそれを爆破した映像。また、100％確実ではないが写っている機械は米国が供与したHIMARSとのこと。大きな打撃を与えたことになります。

（ブログ埋め込み用資料映像）
ポクロフスコエの弾薬庫とHIMARSをロシア軍が爆破。 pic.twitter.com/srySlXavR4
— 原伸一・Shinichi Hara (@GyotokuShogi) July 17, 2022

パクロフスコエの位置。

出展：
https://t.me/rybar/35706
https://t.me/rybar/35691

2022年07月18日01:06

7月17日(日)ライブで紹介したブレア元英首相の公演内容

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7月17日(日)ライブでご紹介した、ブレア元英首相の公演内容のテキストです。

世界はまもなく世界的な地政学的変化と多極化への移行に直面し、西洋支配の時代は終わりに近づいています。今世紀最大の地政学的変化は、ロシアではなく中国によって引き起こされるだろう。政治と経済における西側の支配の終焉が近づいている。世界は少なくとも二極、おそらく多極になるだろう。

中国はすでに世界で2番目に強力な超大国であり、その経済的可能性と世界経済への関与の度合いはロシアよりもさらに高い。さらに、中国はすでに多くの技術分野でアメリカに追いついており、一部では米国を追い抜いています。

中国の指導部はますます積極的に行動しており、西側を軽蔑し、ロシアに近づき、最終的に台湾の問題を解決したいと望んでいることを隠していません。誤解しないでください。中国がすぐに台湾を強制的に乗っ取ろうとすると言っているわけではありません。しかし、私たちはもはや、中国が台湾を侵略する試みなどないという信念に基づいて政策を立てることはできません。

ロシア、そしておそらくイランが、近い将来、確かに中国の同盟国になるでしょう。ウクライナに対するG20諸国の立場の違いは、西側に警告を発しています。西側は軍事費を増やし、将来のシナリオで（例えば台湾進攻の際）中国に抵抗するのに十分な強さを維持し、北京との関係を維持し、実践的ではあるが積極的ではなく行動し、相互尊重の準備ができていることを示さなければなりません。

開発途上国は現在、経済への投資を申し出ている中国とのパートナーシップについては、とても慎重です。西側の民主主義国はソフトパワーをより積極的に利用しなければなりません。人口が増加するアフリカの新世代の指導者の支援に西側が参加しなければなりません。中東、インド、インドネシアも西側の外交政策の優先事項であるべきです。

2022年07月18日01:03

YouTube【7月17日(日)ライブ　プーチン＆ゼレンスキー共謀説について/生物化学兵器への見解/主要戦線と砲撃合戦の状況/ブレア元英首相「西側支配の終焉」】

カテゴリ: ウクライナ情勢　ロシア・ウクライナのメディア情報; 地域コミュニティー

YouTubeに【7月17日(日)ライブ　プーチン＆ゼレンスキー共謀説について/生物化学兵器への見解/主要戦線と砲撃合戦の状況/ブレア元英首相「西側支配の終焉」】アーカイブがアップされています。

YouTubeにてご視聴の方は下リンクをクリック：
https://youtu.be/Nc2RpATKpgA

埋め込み：

2022年07月17日21:09

23時よりライブ　ヴィン二ツァの爆撃に関して

カテゴリ: ウクライナ情勢　ロシア・ウクライナのメディア情報; 地域コミュニティー

この後、23時より23時半まで、定例のYouTubeライブを行います。

写真は先ほどツイッターに投稿したヴィン二ツァの現場。軍の施設がなければ直ぐにこんなに軍人が沸いて出てこないとして、ロシアのSNSで出回っているもの。

⚡️ザハロワ報道官のコメント

🗨️ロシア国防省の情報によれば、高精度ミサイル『カリブル』による爆撃はヴィンニツァ市の駐屯将校の建物に向けて行われたとのことである。爆撃当時、建物内ではウクライナ軍司令部と外国の兵器供給者との間で会議が行われていたという。
👉https://t.co/gY1seuVI0T pic.twitter.com/mkJe79Uof1
— 駐日ロシア連邦大使館 (@RusEmbassyJ) July 16, 2022

2022年07月16日22:07

YouTube【7月17日(日)ライブ告知　タッカー・カールソン「ウクライナは自由の国などではない」】

カテゴリ: ウクライナ情勢　ロシア・ウクライナのメディア情報; 地域コミュニティー

YouTubeに【7月17日(日)ライブ告知　タッカー・カールソン「ウクライナは自由の国などではない」】をアップしました。

YouTubeにてご視聴の方は下リンクをクリック：
https://youtu.be/Pmmi-HeEDDI

埋め込み：

2022年07月16日15:34

へルソン州に入ろうとしたウクライナ工作員を抹殺（イズベスチヤより）

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イズベスチヤのテレグラムよりの映像（https://t.me/izvestia/96862）。ウクライナの偵察・妨害工作員がロシア管理下のへルソン入口の検問所を突破しようとしますが、ロシア特殊部隊に先回りされ抹殺されます。破壊された車の中からは、武器弾薬が見つかったとのこと。

イズベスチヤは、この工作員はへルソンの軍民政権の行政員を暗殺する予定であったとしています。いっぽうリバールは、「重要なインフラ施設を破壊しようとしていたのではないか？そのほうが軍民政権への信頼を揺るがすことが出来る」としています（https://t.me/izvestia/96862）。

イズベスチヤのテレグラムより。ウクライナの偵察・妨害工作員がロシア管理下のへルソン入口の検問所を突破しようとするが、ロシア特殊部隊に先回りされ抹殺される場面。破壊された車の中からは、武器弾薬が見つかった。この工作員はへルソンの軍民政権の行政員を暗殺する予定であったとのこと。 pic.twitter.com/d5jJT09q0Q
— 原伸一・Shinichi Hara (@GyotokuShogi) July 16, 2022

2022年07月16日14:59

ウクライナ　米国から供与のHIMARSでロシア国内への砲撃を準備か

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ロシアの調査団体リバールより（https://t.me/rybar/35624）。要点だけわかりやすくまとめます。

米国から供与された長距離ロケット砲HIMARSを、ウクライナがスームィ市に設置しました。供与されたHIMARSは射程70～80kmということだったのですが、最近のドネツクやへルソンへのウクライナの砲撃から、実際の射程は140㎞あることがわかってきています。

スームィから140㎞範囲には、ロシアのクルスクという都市があります。人口43万人の大きな工業都市で、ここが狙われるのではないかと警戒が走っています。

また、度々攻撃を受けているベルゴロドも射程に入ります。ここには石油貯蔵施設などがあり、ハリコフ戦線で闘うロシア軍への補給基地となっています。

プーチンは「米国から供与された武器でロシア国内が攻撃された場合には、これまでとは違う場所を攻撃する」と以前に述べています。その日が来てしまうのでしょうか・・・

2022年07月16日13:46

時代は巡る　日本製のプロペラ機小型エンジンがウクライナ戦線のドローンに搭載

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ANNの、良い取材です。私が住んでいるのは千葉県の市川市ですが、このような世界に誇る町工場があるとは知りませんでした。ラジコンのプロペラ機のエンジンを造っている会社で、世界中の模型ファンに「SAITO」の名で知られている斎藤製作所。密輸によりロシア/ウクライナ両方のドローンに使われているというのは残念ですが。現場で手に入りやすいガソリンで駆動できるのが貴重なのだそうです。

世界を驚かせたゼロ戦を生んだ日本のプロペラ機エンジンの技術が再び戦場の第一線で使われるとは。今回ウクライナの戦場では、偵察用ドローンがジェット戦闘機と並ぶ位に、いやあるいはそれ以上に、重要な役割を果たしています。

これはしかし、日本の当局はルートの解明と流出防止対策を行うべきでしょうね。ロシアも、ウクライナも、両方。

2022年07月16日13:16

オデッサで親ロシア住民数十名がウクライナ保安局により拘禁

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事実だとすると重大問題。いっぽう、ロシアがこの状況を利用し「オデッサも解放してあげなければ」という雰囲気を醸成にかかっているともとれます。

タス通信より。

（7月16日03:34　タス通信）
【ナショナリストが、オデッサの公務員からロシア人住民に関するデータを収集している】

ナショナリストは、解雇の脅威の下で（解雇をちらつかせて脅している）オデッサの公務員から、ロシア人住民と隣人からの印象に関するデータを収集しています。金曜日にロシア連邦の国家防衛管理センターの長であるミハイル・ミジンツェフ准将によって公表されました。

「オデッサ州における入手可能な信頼できる情報によると、解雇の脅威にさらされている州および地方自治体の職員は、ウクライナ保安局の職員とともに、ロシア人住民に関する質問票に記入することを余儀なくされています。彼らとのコミュニケーションの性質や、ウクライナの政治指導者に行動に不満を表明する知人や隣人の存在などの項目があります」と、ウクライナにおける人道的対応のためのロシア部門間調整本部を率いるミジンツェフは述べました。

彼は「親ロシア感情の疑いのあるすべての人々が拘束され、未知の方向に連れ去られている」と強調しました。「何十人もの被拘禁者が家に戻っておらず、彼らの運命については何も知られていません」と、部門長は述べました。

2022年07月16日12:35

ゼレンスキー　2023米国防予算にキーウの防空装備を要求

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よく「日本はアメリカの51番目の州だ」と言われますが、ウクライナにその座を譲れそうですね。

タス通信より。

（7月16日05:43　タス通信）
【ゼレンスキー、米国の国防予算でウクライナの防空支援を提供することを望む】

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、2023年の米国国防予算により提供されるキーウへの軍事支援に、軍事航空能力の拡大が含まれると見積もっています。

「米国は、ウクライナへの追加支援を伴う新会計年度の防衛予算を準備しています。特に、軍事航空能力を拡大することについて話し合っています。それを含む様々の米国の我が国への支援は、防衛の可能性を大幅に強化します。これは重要です」と彼は金曜日にテレグラムのビデオメッセージで語りました。

彼はまた、米国が過去2週間で30億ドルをウクライナに送金したと述べました。「私たちが受けたすべての支援に対して、米国の人々、バイデン大統領、米国議会にもう一度感謝したいと思います。とりわけ、過去2週間だけでも30億ドルが米国からウクライナの予算に振り替えられました。これにより、ウクライナ国民の現在の社会的ニーズを満たすことができます」とゼレンスキー氏は述べています。

これに先立ち、ゼレンスキーは、キーウはもはやパートナーが防空を提供するのを待っていないと述べました。

木曜日に、米国の下院は、2023会計年度（10月1日から開始）の合計約8400億ドルの国防予算案を承認しました。草案によると、キーウは次の会計年度に米国からウクライナ安全保障支援イニシアチブとして10億ドルを受け取る可能性があります。

同時に、この文書には、国防総省の監察官が軍事援助がキーウにどのように提供されているかを定期的にチェックするという要件が含まれています。草案には、ウクライナに武器を提供したアメリカの同盟国とパートナーの兵器を補充するための資金の配分に関する条項も含まれています。立法は、ウクライナや他の国々の地雷除去の専門家の訓練に資金を提供することを提案しています。米国議会の上院はまた、国防予算案の独自のバージョンを承認する必要があります。

2022年07月16日03:03

死刑の判決が下ったイギリス人傭兵へのインタビュー

カテゴリ: ウクライナ情勢　ロシア・ウクライナのメディア情報; 地域コミュニティー

アゾフ連隊の一員としてアゾフスタリの戦闘に参加したイギリス人傭兵のジョン・ハーディングへのインタビューです。動画を下に埋め込みます。

「ボリス・ジョンソンに言いたい。助けてくれるなら、ゼレンスキー大統領に働きかけが出来るなら、DPRの大統領に働きかけが出来るなら、あるいはプーチン大統領に働きかけが出来るなら、どうかそうしてください。人の命が、それにかかっているのです。ですから、出来ることなら助けてください。さもなくば、私は死刑に直面します。私の友人たちも死刑に直面します。（質問：もし裁判所が死刑執行を直ぐに実施するなら、これがあなたの最後の言葉になるかもしれません。娘さんに何を伝えますか？）明らかに彼女にこう言います。おまえともっと一緒に過ごせばよかったと。でも私はそうしなかった。本当に解らない。（彼女に愛してるよと言いますか？）もちろんです。全ての父親は娘を愛しています。」

アゾフ連隊に参加していたイギリス人傭兵ジョン・ハーディングへのインタビュー。
「ボリス・ジョンソンに言いたい。助けてくれるなら、ゼレンスキー大統領に働きかけが出来るなら、DPRの大統領に働きかけが出来るなら、あるいはプーチン大統領に働きかけが出来るなら、どうかそうしてください。(続く) pic.twitter.com/GK1PIiXD2b
— 原伸一・Shinichi Hara (@GyotokuShogi) July 15, 2022

2022年07月16日01:23

YouTube【ウクライナ　諸外国へ「我が国の領土奪還への意思を文書で示せ」そして実行されよ】

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YouTubeに【ウクライナ　諸外国へ「我が国の領土奪還への意思を文書で示せ」そして実行されよ】をアップしました。

YouTubeにてご視聴の方は下リンクをクリック：
https://youtu.be/gGVjJxEcQdw

埋め込み：

2022年07月15日10:46

ウクライナ　諸外国に「ウクライナ領土回復の意思」を示す覚書の締結を求める

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前の投稿に関連して。ウクライナが諸外国に対し、ウクライナの領土を回復してくれる意思を示す文書を締結することを求めています。そしてそれを基に「その実現のために、どのような計画で進めますか？」という具体的プランをつくり実行させようという訳です。
見返りは、ウクライナ各地の復興プロジェクトへの参加だそうです。

さて、日本はどうするのでしょうか？

以下、タス通信の記事です。

（7月15日05:59　タス通信）
【キーウ、ウクライナの領土回復に関する覚書に諸外国と署名することを欲す】

ウクライナ当局は、パートナー国との覚書を締結し、国の領土を回復するという彼らの意図を確定したいと考えています。ウクライナのデニス・シュミハリ首相によって木曜日に発表されました。

「ウクライナ大統領、政府、大統領府は、すべての同盟国と積極的に連絡を取り合っています。ウクライナの領土を回復するという意図が記載されたパートナー国との覚書を締結したい」と彼はテレグラムチャンネルに書きました。

彼によると、これにより「問題を政治面から詳細レベル、プロジェクトの技術文書、明確な計画に移す」ことが可能になります。首相はまた、ウクライナの地方自治体に対し、「復興への協力について外国の同胞と積極的に交渉すること」を求めました。

ウクライナ大統領府副長官のアンドリー・シビガ氏は、「特定の地域や都市に対する外国の支援は、復興のための重要な手段となるはずです」と述べました。大統領府の報道機関によると、英国はキエフとキーウ州の復興、ギリシャはオデッサの復興、スペインは首都の特定の地域、イタリアとアルバニアはキエフ州イルピンの修復、フランスはチェルニーヒウ州とキエフ州のいくつかの都市の復興、ポーランドはハルキウ州、チェコ共和国はドネプロペトロフスク州の復興に参加する準備ができています。またブルガリアは南部地域の1つを復興する準備ができていることを表明し、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領が述べたところによれば、オランダはヘルソン州の復興に参加することに関心を持っています。

2022年07月15日10:17

ロシア外務省　ウクライナへ交渉再開時の条件を通告　領土の現状認識を修正せよ

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「早く停戦にしないとドンドン領土を獲られちゃうよ」ということですね。

ロシアのビジネス誌RBCの記事です。

（7月14日15:30　RBC）
【外務省、ウクライナへの要求は「領土の現状認識」と述べる】

ウクライナとの合意に対するロシアの要求は依然として残っており、交渉が再開された場合、ロシア側はその提案に対する「明確な回答」を受け取ることを主張するだろう、とアンドレイ・ルデンコ副外相はインターファクス通信に語りました。

「ロシアのアプローチは同じままです。将来の合意は次のことを要します。ウクライナの中立、非ブロック化、非核ステータス、クリミアの現在のステータスを含めドネツクとルガンスクの人民共和国についても領土の現状認識を修正すること」とルデンコは述べました。

彼によると、キーウが交渉のテーブルに戻ることを決定した場合、モスクワは前向きに対応する準備ができています。同時に、ロシアは「私たちの提案に対する明確な答えを得るとともに、徐々に変化している現場の状況に見合ったものにする」ことを主張します。

2022年07月15日09:35

EUの対ロシア経済制裁の一部が崩れる　カリーニングラードへの鉄道輸送制限の大半が解除

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昨日ツイッターではお知らせしていましたが、EUによる対ロシア経済制裁の一環としてのカリーニングラードへの鉄道輸送制限の一部が解除されました。ロシアの要求により西側の経済制裁が緩んだケースはこれが初めてではないでしょうか？大きな出来事です。

イズベスチヤ記事の翻訳です。

（7月14日　イズベスチヤ）
【アリハノフ、カリーニングラードへの輸送制限の80％撤廃を発表】

欧州連合（EU）の勧告により、カリーニングラードへの輸送に関するかなりの制限が削除されました。 7月14日木曜日に、カリーニングラー州のアントン・アリハノフ知事によって発表されました。

「これは私たちの外交の勝利です。カリーニングラードの輸送に課せられた制限の80％以上というかなりの量が、実際に解除されたからです」と彼は、ロシア1テレビチャンネルの放送で語りました。

アリハノフ氏は、カリーニングラード州は、数日中にリトアニアを経由する鉄道による本格的な商品配達の再開を期待しているが、フェリー輸送のインフラストラクチャーの開発も計画していると述べました。彼は、カリーニングラードのトランジットに関する決定は不完全であり、まだ作業が必要であると強調しました。

「鉄道輸送は許可されました。これは良い結果です。ヨーロッパ人、リトアニア人、さらにはアメリカ人からのすべての抵抗にもかかわらず、私たちはそれを達成しました…これは完全な解決策ではありません。これらの認可された商品の道路輸送がまだ必要です。それはまだ許可されていません」とカリーニングラード州の知事は述べました。

アリハノフ氏はまた、貨物のかなりの部分（年間最大70万トン）は、道路での貨物輸送が引き続き禁止されているため、依然として制限の対象となっていると説明しました。

この発表の前夜に、西側の制裁の対象となる商品がリトアニアの領土を通ってカリーニングラード地域に輸送されることについてのEUの説明が発表されました。彼らは、鉄道輸送は多くの条件の下で許可されていると述べています。したがって、石油および石油製品、石炭、鉄鋼、鉄、木材、セメント、およびその他の非軍事製品のカリーニングラード地域への鉄道輸送は禁止されていませんが、それらの輸送は、EU諸国の当局による的を絞った効果的な管理の対象となる必要があります。

同日、リトアニアはEU勧告を評価しました。リトアニア外務省は、共和国は引き続き単一の調整されたEU制裁政策を順守すると述べました。

次に、ロシア安全保障会議のドミトリー・メドヴェージェフ副議長は、欧州連合はカリーニングラード地域への通過に対するロシアの要求の正当性をしぶしぶ認めたと述べました。彼はまた、欧州連合の決定は、ロシアの領土を通過することを閉鎖する脅威によって影響を受ける可能性があることを示唆しました。（カリーニングラードを封鎖すればバルト三国へのEUからの輸送も封鎖する）

リトアニアからカリーニングラード州への多くの商品の輸送の禁止は、6月18日の深夜に発効しました。ビリニュスは、ロシア連邦に対する制裁の5番目のパッケージ実施のためと、それを説明しました。制限は鉄道による輸送に関するものでしたが、リトアニアはそれをトラックにも拡大しました。同日、アリハノフはそのような決定は違法であると述べました。

2022年07月15日09:11

米国人にウクライナへの渡航禁止・ウクライナ在住の米国人に即時避難の勧告

カテゴリ: ウクライナ情勢　ロシア・ウクライナのメディア情報; 地域コミュニティー

米国市民向けに、ウクライナへの渡航禁止およびウクライナ在住の米国民への即時出国勧告が出ています。日本語訳です。

米国外務省

【セキュリティ・アラート　ミサイルの脅威認識】

イベント：ウクライナ全土の治安状況は、進行中のロシアによる軍事攻撃のために暴力的で予測不可能なままであり、国内での活発な戦闘で安全が不確実な状況です。米国大使館は、米国市民がウクライナに入国しないように、またウクライナの市民は、安全が確保できる場合は、民間が利用できる陸上輸送オプションを使用して直ちに出国するよう求めます。大規模な集会や組織的なイベントは、西部地域を含めウクライナのどこでもロシア軍の標的となる可能性があるため、避けてください。

・大きな爆発が聞こえた場合、またはサイレン鳴った場合は、すぐに避難場所を探してください。家や建物の場合は、外壁、窓、開口部が最も少ない、構造的な最下層に移動します。ドアを閉め、窓や開口部から離れた内壁の近くに座ります。

・屋外にいる場合は、すぐに硬い構造の覆いを探してください。それが不可能な場合は、横になって頭を手で覆ってください。

・飛んでて来るミサイルやドローンが迎撃されたとしても、落下する破片が重大なリスクになることに注意してください。

・攻撃後は破片に近づかないようにし、主要な報道機関を注視して公式のガイダンスを入手してください。

ウクライナ全土の治安情勢は非常に不安定であり、警告なしに状況が悪化する可能性があります。米国市民は警戒を怠らず、セキュリティ意識を高めるために適切な措置を講じる必要があります。最寄りの避難所または保護されたスペースの場所を知っておいてください。迫撃砲やロケットの火災が発生した場合は、地方自治体の指示に従い、すぐに避難所を探してください。現在の場所が安全でなくなったと感じた場合は、別の場所への移動に伴う潜在的なリスクを慎重に評価する必要があります。

とるべき行動：

・キーウ米国大使館のWEBサイトにアクセスして、米国市民向けの最新の安全およびセキュリティに関する警告を確認してください。

・渡航文書が有効で、利用できる状態であることを確認してください。

・あなた自身のセキュリティ計画を見直し、米国政府の支援に依存しない緊急時対応計画を常に用意してください。

・国務省のスマートトラベラー登録プログラム（STEP）に登録します。 STEPに登録すると、最新のセキュリティアップデートが提供され、緊急時に米国大使館から簡単に連絡できるようになります。

・最新の渡航勧告情報については、国務省のWebサイトを定期的にチェックしてください。ウクライナの国別情報をお読みください。詳細については、国務省のWebサイトにある「渡航者のチェックリスト」を参照してください。

・危機の際に国務省がでできることとできないことに関する情報をご覧ください。

ヘルプサービス

・+1（888）407-4747（米国内）または+1（202）501-4444（海外から）に電話してください。またはKyivACS@state.govに電子メールを送信してください。

2022年07月14日23:08

西側の兵器をドンバスへ送れなくする作戦とは

カテゴリ: ウクライナ情勢　ロシア・ウクライナのメディア情報; 地域コミュニティー

ロシア航空宇宙軍による橋の爆破画像。リバールの映像（https://t.me/rybar/35460）からのキャプチャですが、ツイッター上で再生できないので、画像にて。記事の内容は少し難しいので要点だけまとめます。

この画像（映像）は5月のもので、場所はスラビャンスクとリマンの間にかかる鉄道と車道の橋。まだリマンがウクライナ軍の支配下にあったときに、スラビャンスクからリマンへの物資輸送を遮断するためにロシア軍が爆破しました。

これが何を意味するかといえば「ウクライナ軍の支配下にあるエリアでもピンポイントで橋を爆撃する能力をロシア航空宇宙軍は持っている」ということ。もちろん困難なことではありますが。

ウクライナは、中央に南北にドニエプル川という大きな川が流れています。つまり、ドニエプル川にかかる橋を片っ端から潰してしまえば、西側からドンバスへの大きな武器の輸送は非情に困難になるということです。

2022年07月14日21:12

ハリコフ（ハルキウ）戦局情報

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続いて、ハリコフ（ウクライナ語ではハルキウ）エリアの状況です。この地域は新ロシア派の住民も多いため、ウクライナ側の情報がロシア軍に漏れるようです。ウクライナ軍は情報遮断に神経を使っています。
しかし、人の流れを断つとモノの流れも断たれますので、住民の食料が無くなる。不満が募り、ウクライナにとり悪循環です。

ロシアの調査団体リバールの記事より一部抜粋。
出展：https://t.me/rybar/35458

【ハルキウ方向の状況　2022年7月13日15.00現在】

・ウクライナの司令部は、この方向でのロシア軍の戦闘能力を評価しようとしています。防御陣地の弱点を特定し後方で妨害活動を行うために、第241テロディフェンス旅団第242大隊のサボタージュ・偵察グループがデメンティエフカ地区に派遣されました。
しかしウクライナ軍の計画は、ロシア連邦軍支配下の地域に侵入する前に知られていました。グループは囲まれ、戦闘中に5人が排除され、さらに10人が捕らえられました。

・ウクライナの司令部は、ウクライナの親ロシア市民とハルキウ州のロシア軍との相互作用を恐れています。ゾロチェフとウディでは地元住民の出入りが禁止され、追加のチェックポイントが設定されています。人道援助の供給が不足しており、人道危機が集落で悪化しています。

2022年07月14日19:18

東部戦線のおさらい＆セベルスクへの攻撃

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東部戦線の現状を、簡単におさらいしておきます。

北部ハリコフ（ハルキウ）のエリア、ドンバスのスラビャンスク/クラマトルスクのエリア（そしてそこへ向かうための交通の要所バフムートの戦い）の2か所が主要な戦闘エリアです。
その他にはザポロージャ（ザポリージャ）も原発で注目を集めている場所です。

とりわけ重要なのが、スラビャンスク。ご覧の通り、豊かな水源となっています。ドンバス全体へ安定的に水を供給するために、ロシア/人民共和国側は、どうしてもここを獲りきる必要があります。
従ってウクライナ軍もここに戦力を集めてきており、この部隊が潰されるとウクライナは精鋭を失い降伏するしかなくなると、以前イズベスチヤの記事をご紹介しました。

現在ウクライナ側は、セベルスク～ソレダール～バフムートのラインを強化し、ロシア/人民共和国軍の東からの進軍を食い止めようとしているところです。

下の図と動画は、セベルスクへ向かうロシア/人民共和国軍の砲撃。動画に映っているのはベルフネカメンスコエの少し東にあるウクライナ軍の拠点。爆破シーンはそのさらに少し東（たぶん、人が写っている場所への砲撃の映像は生々し過ぎるからだと思います）。
出展：https://t.me/rybar/35382?single

（ブログ埋め込み用資料映像）
セベルスクへの進軍。ベルフネカメンスコエ拠点への砲撃。 pic.twitter.com/CMz25lxBe6
— 原伸一・Shinichi Hara (@GyotokuShogi) July 14, 2022

さらにベルフネカメンスコエの南、ベレストボエの位置とそこへの砲撃の映像。
このように一つ一つ拠点を潰しながら、セベルスクへ進軍しています。
出展：https://t.me/rybar/35382

（ブログ埋め込み用資料映像）
セベルスクへの進軍。ベレストボエ拠点への砲撃。 pic.twitter.com/QD9OwiaKNI
— 原伸一・Shinichi Hara (@GyotokuShogi) July 14, 2022

2022年07月13日21:47

2022参院選　選挙戦と結果への感想

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2022参院選について、選挙戦に関すること及び結果についての個人的な感想です。

１．社民党　福島みずほ先輩、当選そして社民党存続おめでとうございます。

と言うと保守の方はぎょっとされるかもしれませんが、福島みずほさん尊敬しています。
「は？オマエ、社会党時代のあんなこと、社民党のこんなこと、知らねえのか！？」
と怒号が飛びそうですが、そーゆーのとはまったく別の事情により。

カブってはいないのですが、宮崎県立大宮高校の大先輩にあたります。半世紀前の宮崎は「陸の孤島」と呼ばれるほどの田舎でした。東大に合格するような生徒さんが出るとみなビックリして町中に口コミで広がるような世界。そんな時代に、女子で、しかも東大の、しかも法学部ですから。
「福島さんとこのみずほちゃんが東大に合格したっと！」
「ほー、たまげたが！まっこつ大したもんじゃぁ～」
という訳で、後輩たちに希望を与えてくれた郷土の英雄として尊敬しています。政治思想や実績とはまったく関係ありません。

今回「勝利した政党」を挙げるならば、個人的にはまず社民党。崖っぷちの大一番で見事な踏ん張りでした。今後憲法改正の議論が高まることが必死ですから、「福島さんが必要だ」と考え一票を託した人々が多かったと思います。護憲派の象徴的存在として、良き論戦をリードしてくださることを期待しています。

ちなみに個人的にはもちろん、軍人でない戦闘員がどういう目に遭うか現在目の当たりにしていますから、自衛隊員がやむを得ず戦闘を行わなければならない場合に彼らが軍人とみなされる規定がどのような形にせよ必要であると考えます。

２．参政党

現在私のサイトをご覧になってくださっている方は、参政党を応援された方が多いと考えます。１議席獲得、おめでとうございます。

私の住居のポストにまでチラシが入っていたのには驚きました。選挙戦終盤は、国政政党と比べても遜色がない位の活動量でした。つまり、相当にお金をかけていたはずです。できれば複数議席ほしかったですね。でも、今後に期待しています。

個人的には、ライブでも申し上げましたが、「党員が決める」というシステムがうまく機能するかどうかに注目しています。
「なんだよ、結局は神谷さんとその周りの数名で決めちゃうじゃないか」
ということにならないか。ならなかったらならなかったで、
「神谷さんを信じて投票したのに、色んな人の言う事に惑わされてブレてきちゃった」
とファンたちから言われてしまう。
そうならずに、すべての党員の声が聴かれ反映され、しかもボードメンバーの考えに沿った形で意見が集約され、しかもそれが国民の間に広がりをみせるような夢のような形が実現するか。期待しています。

今回、地方で選挙戦を支えて頑張った人たちの多くが、来年の統一地方選で市区町村議員を目指している議員浪人あるいは議員志望の人々であったはずです（公認あるいは推薦をもらおうと）。公認・推薦を決定する際に、神谷さんや他のボードメンバーの「お友だち」が優遇されるようだと、危うくなります。逆に優遇しないと、人の絆を軽く見る党だと思われてしまいます。

下のAbemaTVの動画はご覧になった方が多いと思います。神谷さんはスピーチは上手ですが、相手が居るディベートにはまだ慣れていないようですね。それこそ茂木先生に紹介してもらって松本道弘先生のディベートのお弟子さんたちと訓練したらよいかも。

３．ごぼうの党

上のAbemaTVの動画で、神谷さんと一緒に出ていた「ごぼうの党」党首の奥野さん、私の中で急上昇中です😊

何かわからないけど「むっ？ムムムッ？」と惹きつけるものを持っていますよね。喋りも絶妙で、振られてくる質問に、まともには答えていません。「テレビは強い印象を残せば勝ち。内容は二の次」と計算してそうしているのか、天然なのか、わからない所も気になる。

これが大事で、私はそういうものを持っていないのが伸びない原因です。羨ましい。

告示日の直前に忽然と現れて、たった20日間くらいの活動で比例で幸福実現党を上回る票を獲得してしまいました。恐るべし。今後も活動を続けるのだろうか？要注目です。

４．幸福実現党　及川幸久さん

私のサイトをご覧になってくださっている方は、及川幸久さんを応援された方も多いと思います。ご健闘に敬意を表します。次の戦いに挑戦するとのことですので、エールを送りたいと思います。

参院選で応援をいただいた全ての方に深く深く感謝いたします。
敗戦の弁として、課題が山のようにあり、それらを超えられなかった。しかし、どうすれば超えられるかは見えました。次の戦いに向かいます。あきらめません。戦い続けます。
— 及川幸久@MJGA💎 (@oikawa_yukihisa) July 10, 2022

大変恐縮ながら、選挙区での2万5千票は厳しい結果だったのではないでしょうか。「幸福実現党の看板がマイナス要因になっている」「参政党に流れた」「比例の15万票は及川さんの力が大きい。全国の活動やりすぎ。選挙区に絞るべき」など様々考えられると思います。

参政党やNHK党と違うのは、有力YouTuberがコラボで相乗効果を出しながら選挙戦を盛り上げるような形ができないですね。カナダ人さんやHaranoTimesさん、張陽さんらが選挙カーに乗って街宣して回れば相当違うでしょうが。非現実的でしょうね。

及川さんが「超える方法が見えた」と言っているのは、どんなことなのか。注目してゆきたいと思います。

５．後藤輝樹さん

選挙に出馬される度にワクワクして拝見させていただいています。私にとってはヒーローです。誰が何と言おうと、
「後藤輝樹のパフォーマンスを見たい。出馬するなら寄付する。ガンバレ！」
と言ってくれる固定ファンをつかんでいるからこそ、ここまで選挙をやって来れたのだろうと思います。ある層をつかむ、人間的魅力があるということです。

1万9千票は、及川さんの背中が見えるほどの大健闘。
「このスタイルでの選挙戦は引退する」
とのことですが、このスタイルでない選挙ならやるのかな？
「参政党が考えが近いので、今後は参政党を応援する」
と言われていますので、ぜひスカウトしていただきたいです。現在の参政党にないものを持っていると思います。

ちなみに、ご本人を直接知る友人から聞いたところによれば、ちゃんと勉強されていて、議員はやれば出来るはずとのことでした。

今回の政見放送も意外で良かったです。区切りをつけるつもりで、真面目に訴えたのでしょうね。

６．安倍晋三元首相暗殺の件

警備体制については先日書きましたので、この投稿では現在の報道の在り方について少し。

尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件で、映像をYouTubeに公開して話題になった元海保の一色正春さんのFacebook投稿に考えさせられました。

つまり、奈良県警は自らの失態の方へなるべく突っ込まれずに穏やかに収めたい。マスコミが食いつきやすく世間の注目の矛先をそらしてもらいやすい部分だけを意図的にリークしている可能性がある・・・という視点が必要。
また、問題は統一教会そのものだったのか、統一教会と安倍氏との関係を伝えた報道の在り方だったのか。メディアは後者は検証しない。