年末の片付けをしながら、昼にラジオでやっていた泉谷しげるさんのトークを興味深く聴きました。「がんばっど宮崎」という、宮崎で毎年10月に行っているイベントを振り返るというもの。
2010年に宮崎は口蹄疫で、畜産農家がたいへんな損害を受けました。そこからの復活をアピールしようと泉谷さんが声を上げてくれて、今年6回目の野外イベントも盛大に行われたようです。
「マスコミはその時しか報道しねぇからよ」
それが泉谷さんの口癖で、応援しつづけなければならないと。口蹄疫なんて人々の記憶から薄れつつありますが、さすが泉谷さん。もっとも「がんばっど宮崎」については立派に根付いたということで引退すると言っていますが。
2011年の東日本大震災の時にはこのイベントが「被災地から被災地へ」ということで、宮崎から東北への恩返し企画となりました。
また、泉谷さんは新たに熊本の阿蘇でもロックフェスティバルを立ち上げています。観光客を減らした阿蘇山噴火の風評被害へのカウンターパンチ。
こうした大儀を持った地域イベントがあることによって、どこかで大きな災害があったときに「支援しようじゃないか」と多くの人が気持ちをガッとひとつにすることが出来る。素晴らしい業績です。
最近、泉谷さんのブログを2010年のがんばっど宮崎立ち上げのときから読み直していました。
災害支援のバイブルになりそうな貴重な記録で、勉強になります。
さだまさしさんも言っているのですが、義捐金を大きな組織に預けると、被災地に届くまでに時間が相当かかってしまう。また、公平分配の見地から広く浅くなり、どうも顔の見える支援にならない。有効に使われたという実感が持てない。
そこで、素早くピンポイントの支援をと試みるのだが、それにも問題がある。
例えば、「復興に車両が必要だろう」と車を送ろうとしたものの、受け取る側としては燃料費や保険といった維持費の負担が大きい。
では「情報が必要だろう」とiPadを送ろうとしたが、買うと募金が収入と見られて税金がかかってしまう。義捐金として自治体にお金で渡さないといけない。ただ、自治体も受け取った義捐金は公平分配しなければならないので、「この人たちにこのようなモノを」という送り手の意図どおりにはゆかない。話し合いながら進めていく必要がある。
下は、今年10月に鬼怒川決壊で被害を受けた常総市へさださんと泉谷さんが応援に行ったときの映像です。ライブの後半にステージ上で、市長さんに「このように使ってほしい」と義捐金を渡す場面があります。公開の場でこのようにすることには、上記のような背景があります。
やや話が展開してしまいますが、さだまさしさんの「風に立つライオン基金」はもう一歩前進的なものです。
つまり、何か大災害があったときに「支援しよう」と募金を募る声は上げやすい。しかし、メディアをにぎわす大事件が起こっているわけではないのだが地道に人助けをしている目立たぬ人・団体が困っていてそれを助けたいような場合、そこににわかに人々の注目を集めるのは難しい。支援する側にも継続的な活動が必要。
個人的には、市川市という土地柄と自分自身のバックグラウンドから、この基金を応援したいと考えています。
今年は曜日の並びのためか年末年始の区切りが実感として沸かないですね(笑)。
この投稿が今年最後になりまります。みなさま、良いお年を。
3手詰
解答: ▲1二金△同玉▲2二桂成まで3手詰。
2手目△同銀なら▲2二銀不成。
2010年に宮崎は口蹄疫で、畜産農家がたいへんな損害を受けました。そこからの復活をアピールしようと泉谷さんが声を上げてくれて、今年6回目の野外イベントも盛大に行われたようです。
「マスコミはその時しか報道しねぇからよ」
それが泉谷さんの口癖で、応援しつづけなければならないと。口蹄疫なんて人々の記憶から薄れつつありますが、さすが泉谷さん。もっとも「がんばっど宮崎」については立派に根付いたということで引退すると言っていますが。
2011年の東日本大震災の時にはこのイベントが「被災地から被災地へ」ということで、宮崎から東北への恩返し企画となりました。
また、泉谷さんは新たに熊本の阿蘇でもロックフェスティバルを立ち上げています。観光客を減らした阿蘇山噴火の風評被害へのカウンターパンチ。
こうした大儀を持った地域イベントがあることによって、どこかで大きな災害があったときに「支援しようじゃないか」と多くの人が気持ちをガッとひとつにすることが出来る。素晴らしい業績です。
最近、泉谷さんのブログを2010年のがんばっど宮崎立ち上げのときから読み直していました。
災害支援のバイブルになりそうな貴重な記録で、勉強になります。
さだまさしさんも言っているのですが、義捐金を大きな組織に預けると、被災地に届くまでに時間が相当かかってしまう。また、公平分配の見地から広く浅くなり、どうも顔の見える支援にならない。有効に使われたという実感が持てない。
そこで、素早くピンポイントの支援をと試みるのだが、それにも問題がある。
例えば、「復興に車両が必要だろう」と車を送ろうとしたものの、受け取る側としては燃料費や保険といった維持費の負担が大きい。
では「情報が必要だろう」とiPadを送ろうとしたが、買うと募金が収入と見られて税金がかかってしまう。義捐金として自治体にお金で渡さないといけない。ただ、自治体も受け取った義捐金は公平分配しなければならないので、「この人たちにこのようなモノを」という送り手の意図どおりにはゆかない。話し合いながら進めていく必要がある。
下は、今年10月に鬼怒川決壊で被害を受けた常総市へさださんと泉谷さんが応援に行ったときの映像です。ライブの後半にステージ上で、市長さんに「このように使ってほしい」と義捐金を渡す場面があります。公開の場でこのようにすることには、上記のような背景があります。
やや話が展開してしまいますが、さだまさしさんの「風に立つライオン基金」はもう一歩前進的なものです。
つまり、何か大災害があったときに「支援しよう」と募金を募る声は上げやすい。しかし、メディアをにぎわす大事件が起こっているわけではないのだが地道に人助けをしている目立たぬ人・団体が困っていてそれを助けたいような場合、そこににわかに人々の注目を集めるのは難しい。支援する側にも継続的な活動が必要。
個人的には、市川市という土地柄と自分自身のバックグラウンドから、この基金を応援したいと考えています。
今年は曜日の並びのためか年末年始の区切りが実感として沸かないですね(笑)。
この投稿が今年最後になりまります。みなさま、良いお年を。
3手詰
解答: ▲1二金△同玉▲2二桂成まで3手詰。
2手目△同銀なら▲2二銀不成。