Hara Blog

千葉県市川市の行徳で弾き語り活動を行っている、フォークシンガー原の日記です。公認将棋指導員として、子供たちの将棋の話題なども。

コメント欄の運用について。様々な経緯から、次のようにさせていただいています: ブログ主およびコメント投稿者含め、互いの意見に対する反論や、ネガティブなニュアンスを感じさせるとブログ主が判断したものは、削除します。続く人はブロックし、解除しません。何卒ご了承ください。

2010年03月

棋王戦第5局

棋王戦、運命の第5局、凄まじい戦いだったようですね。帰宅して今、中継サイトで棋譜を再生して、溜息をつきました。逆転、また逆転・・・

中継ブログの佐藤九段の終局後の写真を見て、しばし絶句。
勝負の世界は残酷です。

久保棋王はゴキゲン中飛車から穴熊へ。居飛車側から誘導して相穴熊はよくありますが、居飛車急戦に対してゴキ中が一方的に穴熊というのは珍しいですね。驚きです。しかも、やはり終盤、この穴熊の遠さが生きたように思えました。

久保棋王と佐藤九段に敬意を表します。運営スタッフの皆様もお疲れ様でした。素晴らしい棋戦をありがとうございました。

3月27日(土)の風景

3月27日日(土)10-12時、行徳公民館第2和室にて行徳将棋クラブ活動。

市川七中1名、松戸五中1名、妙典小2名、幸小3名、南新浜小5名、南行徳小2名、塩焼小1名、浦安北部小2名、浦安東小1名、浦安舞浜小1名、計19名(4月から通う学校)。大人3名。
大盤で詰め将棋。自由対局。

初めての子がやって来たので学校名を質問したところ、
「マツトコ中です」と聴こえたので、
「マツトコって、どこだっけ?」と思わずトンチンカンなこと聞き返してしまいました(笑)。
松戸五中、何と松戸からはるばるですね。お父さんが調べてくれたとのことで、ありがとうございます。

そうなんです、市川北部地区含め松戸周辺がどうやら将棋教室の空白地帯のようでして、ご不便されていることと思います。この地域の方は、北上して柏に行くか、都内を目指すか、あるいは南に下って船橋・市川か・・・悩まれるかもしれません。
さらに不便な地域もたくさんあることでしょう。東金の普及指導員の先生から「銚子の子が来ている」というお話を聞いて驚いたこともありまして、子供が将棋を指せる場所は、まだまだ全然足りないようです。

3月27日(土)の確認・大会の告知

3月27日(土)行徳将棋クラブ活動の確認です。

いつも通り、行徳公民館第2和室にて10-12時に行います。
春休みになりましたね。暖かな気持ちで将棋を指しましょう!お待ちしてます。


次の大きな大会は、5月30日(日)の文部科学大臣杯小中学生団体戦です。
浦安・市川はこの日の「千葉県西部地区予選」への参加となります。
詳細はこちら

同じ小学校・中学校の生徒3名でチームを組み、2勝したほうが勝ちの団体戦です。
団体戦ならではの盛り上がりがあり、楽しい大会ですのでぜひ!5月30日(日)予定を開けておいてください。
また、同じ学校で将棋が指せる子に「一緒に大会にでよう!」と声をかけていただけたら嬉しいです。教室に通っていなくても、大会には参加できます。
どうぞよろしくお願いします。

女流王将戦について(4)

女流王将戦の件、今回の投稿で一段落といたします。

日本将棋連盟広報課のご担当者様より本日もご丁寧にメールをいただき、また大変に迅速にご対応いただき、連盟HPに本件の経緯を記した文章を掲載いただきました。

熱心な将棋ファンの方々の目からは、まだまだ指摘したい点も見えるのではないかとは思います。
しかし私といたしましては、対応が迅速であったこと、理解しやすい説明であること、今回この形だがより大きな棋戦へ向けての展望も見られること、さらに渉外ご担当の青野照市先生がお名前まで入れていただいていること等から、これまでより格段に改善されたご対応をいただけたと判断しまして、納得いたしました。また、その旨を霧島酒造様へメールしました。

女流王将戦が本年も素晴らしい棋戦となりますよう、祈念いたします!

女流王将戦について(3)

女流王将戦の件、日本将棋連盟の広報課ご担当者様より返信ありまして、丁寧にご対応いただいています。感謝申し上げます。

以下、先ほど私が広報課ご担当者様へメールした文面です。また、進展しましたらご報告いたします。


『拝啓、早春の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。

早速のご返答をいただき、ありがとうございます。ご対応いただけましたこと、嬉しく思います。

棋戦の参加と人数に関しましては、LPSAとそのような合意があったという事実については理解いたしました。その旨を霧島様へメール、ブログへ掲載することはもちろんやぶさかではありません。しかしながら、問題点は、LPSAと合意しているかどうかということではなく、そのことをタイミングよく納得ゆくように一般の将棋ファンへ伝えるという配慮の欠如です。

「LPSAと合意しているから解決している」という考え方は即ち、お客様(一般の将棋ファン)の存在を意識していないことを意味します。本当にスポンサー様へ配慮するのであれば、まずはそこを連盟が改める必要があります。お客様の存在があるからこそ、スポンサー様のご支援も得られるわけですから。

「将棋ファンが送ったメールでスポンサー様の担当者が困惑したこと」が、スポンサー様に対する迷惑なのではありません。「将棋ファンに疑問を生じさせるような連盟のあり方」こそがスポンサー様に対する迷惑なのです。

日本将棋連盟は公益法人であり、また制度改革においても公益法人を目指す団体ですから、棋戦においては所属団体・フリーを問わず、有資格者に公平に機会を与えるのが正しいあり方であるはずです。「自分たちの営業努力によるものは自分たち優先」というのでは、一般の営利企業です。

日本将棋連盟は、理事と所属棋士・女流棋士だけのものではありません。将棋ファンみんなのものです。そうではありませんか?

原則と違うことを行う訳ですから、LPSAの了解を得るだけでなく、なぜそうせざるを得ないのか、どなたにもご納得いただけるよう、対外的な広報を実施しなければなりません。

今後、女流棋戦において連盟女流棋士よりも他団体やフリー女流棋士の参加が限定される場合、一般の将棋ファンへの理由のご説明を連盟HP等で実施していただけますことを、折り返しメールでかまいませんので、ご確認いただけますでしょうか。その後、霧島様へのメールとブログへの掲載をいたします。

ぜひ誤解なきよう、お願いしたいのですが、私は自分の考え・行動に間違いがあれば考えを改めますし、正します。もし私の理解に誤りがございましたら、論理的にご説明いただけたなら必ず真摯に対応いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

敬具』

加瀬教室at南行徳

本日22日、文化庁主催事業加瀬将棋教室特別レッスンが南行徳市民談話室にて開催されました。

講師陣は、プロ棋士の加瀬六段遠山四段と、溝部コーチ、奨励会員の藤本さん。加瀬先生の一門の皆様は、まるで本当の家族のようにアットホームで暖かな雰囲気です。

まず、「初心者の子やあまりよく将棋を知らないお父さんお母さん」と「既にかなり将棋を指せる子」の2つにグループ分けが行われました。

大盤の前で初心者グループ向け講座を遠山先生が行っている間、指せる子のグループは加瀬先生・溝部コーチ・藤本さんに指導対局を受けました。
次に入れ替えが行われて、今度は指せる子向けに遠山先生が講座。初心者グループが指導対局。

最後に、全員でリレー対局をして盛り上がりました。

加瀬教室特別レッスン

指導対局風景


遠山先生は2時間ぶっ通しで授業をする学校の先生のようでした。やさしく元気なお兄さんの印象で、子供たちも親しみを感じていたようです。声が枯れたのではないでしょうか(笑)。お疲れ様でした。

声といえば・・・加瀬先生の声、すごくイイです。低く柔らかでよく響く声。「ほぉ〜、いい手だねぇ〜」「いい手があるよ〜、よく考えてごらん」・・・子供たちに安心感を与え、落ち着かせることができます。
余談ですが、このお声なら、きっと歌が上手だろうなと思います。将棋と関係ない話で申し訳ございません(笑)。

最後に、とても綺麗な紙袋に使用した盤・駒・駒台パットを入れてくださり、子供たち全員にいただきました。良い思い出になりました。

加瀬先生、遠山先生、溝部先生、藤本先生、楽しく有意義な時間を、どうもありがとうございました。深く感謝申し上げます。

お客様第一

これだけははっきりしなければなりません。

トヨタがよい例ですが、どんな性格・思想の持ち主であれトヨタの自動車を購入してくれた方はお客様であって、お客様からのクレームには、たとえ言い掛かりであろうとも、政治的な背景があろうとも、真摯に対応しなければなりません。現在、立派に対応されていると思います。

将棋を愛好してくださる方々はすべて、日本将棋連盟にとってはありがたい存在です。その方々に疑問や不満が生まれたならば、他の第三者の責任を問うのではなく、自分たちがどのようにあらねばならなかったかを反省すべきだ。

女流王将戦について(2)

先の投稿の件につきましては、日本将棋連盟へも以下メールを送信しています。もしこのブログをご覧になっていただいている棋士の先生方がいらっしゃいましたら、どうか念頭においていただけますよう、お願いいたします。


『日本将棋連盟 普及課 御中

いつもお世話になります。千葉県市川市在住、普及指導員番号09-668の原伸一です。

実は、武者野先生のHP駒音掲示板(http://www.koma.ne.jp/)にて、3月18日付けで棋士の先生方へ発送されたという会報の内容について知りました。

この会報で、連盟が、「脅し行為」メールが霧島酒造様へ送られたと理解されているようでしたので、この点につき認識を修正いただきたく、メールいたします次第です。

駒音掲示板へ投稿したのは私ではございませんが、霧島酒造へメールしましたのは私です。内容は、脅しでは全くなく、事実確認のご質問と、「このようにとらえるファンも居る」ということを伝えるためのものでした。

想像いたしますに、霧島酒造様より連盟へ、「ファンからこのようなメールがきているが」と相談があったのではないでしょうか。それを連盟のほうで「スポンサー様への脅し行為」と理解されていましたならば、誤解でございます。

以下、霧島酒造様へのメールの全文を記載いたしますので、どうぞ誤解を解いていただき、本件につきましてはこれにて解決としていただけますよう、お願い申し上げます。

(以下、先の投稿の霧島酒造宛メール全文)』

女流王将戦について

女流王将戦につきまして、私のとった行動が意図せぬ展開になりつつありますので、ここに事実を記します。

女流王将戦は、伝統的なタイトル戦のひとつ(=女流プロ全員参加)というのが将棋ファンの認識であると思います。ところが、本年度は日本将棋連盟女流棋士は全員参加、LPSA(日本女子プロ将棋協会)女流棋士は人数を制限された招待枠での参加ということでした。

これを不満とした人々により、駒音掲示板にて「もし本当なら霧島を飲むのをやめないか?」(霧島酒造は同棋戦のスポンサー)という書き込みがされているのを見て、これはいけないと思い、私は霧島酒造へメールを出しました。

私は、駒音掲示板への投稿はしていませんが、メールをしたのは私です。

内容は、霧島酒造様への「脅し行為」では全くなく、事実関係の確認のご質問と、将棋ファンからこういう声があがっているということを伝えるためのものでした。尚、霧島酒造様からの回答は、現在得られていません。

想像いたしますに、霧島酒造様より日本将棋連盟へ「参加資格について、ファンからこのようなメールがきているが」というような相談があったのではと考えます。これを日本将棋連盟が「スポンサー様へのいやがらせ行為」と曲解したのでしょう。LPSA中井代表に沈静化を働きかけるよう、棋士への文書が郵送されたようです。

もし、女流王将戦が、一昨年までとは別のものに変わった・・・従来のタイトル戦ではなく連盟の独自棋戦になったのでファンの皆様には了解いただきたいということであれば、もっと早い段階でそのような説明がされればベターだったと思います。今後の改善点として考慮いただけましたら幸いです。

私が残念に思いましたのが、日本将棋連盟により本件の問題提起がされたのがこの週末であり、LPSAの中井代表が大和証券杯決勝の大事な一番を目前に控えた時期であったこと。どのような事情があるにせよ、このようなタイミングは避けるべきです。

普及活動においては、将棋に理解のあるお母さんを増やすことが重要な課題です。それには、今小学生の女の子に将棋を好きになってもらい、ひと世代かふた世代、かかるであろうという、地道な活動を今現場では行っているところです。そのようなときに、日本将棋連盟の男性がそろって女性の将棋団体の代表に精神的プレッシャーをかけるようなことをするのでしょうか?

以下、霧島酒造様へ出しましたメールの全文を記しますので、どうか誤解を解いていただき、これをもって本件は解決としていただけますよう日本将棋連盟と棋士の皆様へお願い申し上げます。

『こんにちは。初めてお便りいたします。宮崎市出身で、現在千葉県市川市在住43歳の原伸一と申します。

実は、御社商品に関することではないのですが、御社がスポンサーをされている将棋の女流王将戦のことについてご質問させていただきたく、失礼をお許しください。

米長邦雄日本将棋連盟会長のホームページ「将棋の話」欄に、女流王将戦についての記事が最近掲載されました。日本将棋連盟所属女流棋士は全員参加、他に10名前後の招待枠(他のプロ団体や一人会派、それにアマチュア)とあります。
http://www.yonenaga.net/w_syogi.htm

即ち、LPSA(日本女子プロ将棋協会)は日本将棋連盟(以下「連盟」)所属女流棋士とは同等に見なされない棋戦と理解されますが、御社とされましてはこれを了解の上、ご支援されますご予定でしょうか、ご確認いただけましたら有難く存じます。
経費の面もあると存じますが、昨年は「全て招待」であり、形式上は両団体に公平でした。

背景をご説明申し上げます。
LPSA所属の先生方は、連盟の先生方と同様に地域での将棋普及にご尽力されています。私の住む千葉方面におきましてもLPSA女流の方々が力を注がれていまして、多くの愛棋家たちから慕われています。もちろん連盟女流の方々も同様です。
一般の将棋ファンは、自身が身近にお世話になっている先生を所属団体に関係なく尊敬し日々の活動を行っています。通常ですと何ら問題はないのですが、自分の慕う先生の団体が公平に扱われない場合、事情が異なってしまいます。

私の身近でも「本当にこのような形で女流王将戦が実施されるのであれば、もう霧島は飲まない」という声が上がっていまして、宮崎出身で女流王将戦を誇りに楽しみにしている者として、心を痛めています。

また、本件につきましては愛棋家の皆様が気にかけていますので、情報公開のため、この質問に対する御社のご回答をぜひ私のブログに掲載させていただきたく、事前にご了解いただけましたら有難く存じます。アドレスは以下です。
http://hara.livedoor.biz

私自身は、連盟の普及指導員として「行徳将棋クラブ」の責任者をしています。尚、普及指導員は外部ボランティアでして、連盟内部の事柄については把握できませんし発言力も無い立場でございますこと、念のため付け加えます。

ご回答をお待ちしています。どうぞよろしくお願い申し上げます。』

3月20日(土)の風景

3月20日(土)は七中コミュニティー・クラブさん主催の囲碁・将棋・オセロ教室に参加しました。

女の子で将棋を楽しんでくれる子が増えたのは(6-7名ほど)、嬉しいことです。

10時からのトーナメント戦、準決勝で「数の攻め」のよい勉強になる局面が出ました。下図で、先手が優勝したSくん。手番は先手です。
七中準決勝


ここで▲5二歩とイッてしまうと、△同金左(右)の局面で、5二の地点に効いている駒は:
・先手が成香・香・飛の3枚
・後手が玉・金・飛の3枚
よって、先手は数では勝てません。

そこでSくんは、▲7二馬と飛車をとり、相手の効き駒をひとつ減らしました。△同銀に、▲5二歩から攻めて見事な詰み。足し算と引き算を組み合わせて、数の攻めが成立。お見事でした!パチパチパチ!!

みんな、強くなってるよー

3月20日(土)の確認

3月20日(土)行徳将棋クラブ活動の確認です。

七中にておこなわれている、七中コミュニティークラブ主催の「囲碁・将棋・オセロ教室」に参加となります。9:30-11;30です。
間違えて公民館に行かないようにご注意ください。

上履きと、靴入れの袋を持ってきてください。

終業式・卒業式のシーズンですね。一区切り、一休み。そしてまた気持ちを新たに、がんばりましょう!

王将戦第6局

王将戦第6局、熱戦でしたね。挑戦者の久保棋王が勝ち、タイトル奪取となりました。新王将の誕生!おめでとうございます。

日本中の将棋ファンが職場でこそこそパソコンをいじり中継サイトを覗いていたことでしょう(笑)。

次の図は58手目久保棋王が△5九金と打ったところ。

王将戦58手目


今、1時間ほど自宅でウンウン頭を抱えながら並べていまして、この△5九金がいかにスゴイ手であったかを理解しました。呆然としているところです。

下図は、上手から数手進んで65手目、先手羽生王将が▲6四角と打ったところ。後手はここで7三に合駒をしまして、先手はその合駒が何であれ▲同角成とします。△同玉に▲1三竜として、後手は5三に再び合駒をしますが、先手はこれも何でも▲同竜と取っちゃいます。

王将戦65手目


つまり、後手は7三と5三の地点で2回、駒を渡す訳です。が、この組み合わせが桂・角でも、桂・銀でも、桂・金でも、銀・角でも、銀・金でも、後手玉は詰み。唯一、銀・銀の組み合わせだけが、詰まない。これを読みきって上図58手目の場面で銀2枚を残した訳ですね。しかも次手の△6九金が詰めろ。なんということでしょう!驚嘆せずにいられません。

また、タイトルを譲ることになった羽生善治名人にも敬意を表したいと思います。シリーズを通じて、急戦の面白い戦型を選択されていました。一般の将棋ファンの私たちも、とても楽しむことができました。感謝いたします。

3月13日(土)の風景

3月13日(土)行徳公民館第4研修室にて行徳将棋クラブ活動。

幸小2名、塩焼小1名、新浜小2名、南新浜小6名、妙典小1名、南行徳小2名、浦安北部小3名、浦安舞浜小1名、アース学園1名、計19名。大人2名。

3月13日勝又先生何と、ビッグサプライズ!
勝又清和先生が、再び来てくださいました。
「前回、時間が足りなくて指導対局してあげられなかった子が居たので」と。
こんなこと、あるのでしょうか。感謝の言葉もございません。

前回と同様、最初に講座をしていただき、その後指導対局でした。

今回のテーマは「数の攻め」。また、「盤面を見るときは、まず大駒(飛車・角)の位置を確かめよう」。

数の攻め問題資料は、プロの実戦から4題。マルがついている地点に、攻め(先手)・守り(後手)、それぞれ幾つの駒がきいているかをまず書いてみる。それから、先手が攻めて勝てるようにするための次の一手を考えてみよう(手番はいずれも先手)。

(クリックすると大きい画面になります)





勝又先生の解説がとても解りやすく、感動しました。2色のマグネットを、その地点にきいている駒にペタペタ貼りまして、子供たちと数えていきます。

数の攻め

資料の回答とプロ棋士の実戦での次の一手は以下:
問題1:攻め駒3枚、守り駒3枚、次の一手▲1九飛
問題2:攻め駒3枚、守り駒3枚、次の一手▲6五角
問題3:攻め駒4枚、守り駒5枚、次の一手▲5五角
問題4:攻め駒2枚、守り駒2枚、次の一手▲6三銀

次の一手の後、実戦で先手が後手玉をどう寄せたかも並べていただきまして、「おおっ!」と、私も子供たちと同じレベルで感動(笑)。プロ同士ですので、いずれも「数で勝ってそのまま終わり」なんてことではないのですが、さすがに見事です。

上記プリントは全員に配り、子供たちに回答を書いてもらいました。
私にとり勉強になったのが、子供たちが私の思っていたよりはるかに数える力があるということ。
こうして問題として出されればちゃんと数えることができる。課題はむしろ、実戦でも一手一手大切に落ち着いて、盤面を検討し続ける習慣であることが解りました。
それを継続できるだけで、手がスゴく良く見えるとかいう特別なセンスが無い子でも、相当にいい将棋になるのではと思いました。

また、嬉しかったのが、問題4(引き算の、難しい応用問題)で「▲7五桂」と回答した子が居たこと。同歩と取られてしまいますが、空いた7四の地点にまた銀を打つ発想。エライ!
実際は、取られた桂を7一に打たれ守りの数を足されてしまうので難しいのですが、このクラブの子からそんな手が飛び出すとは夢にも思いませんでした。


今回も、子供たちにとり大変に効果のある講座と指導対局をしていただきました。また、私にとってもとても勉強になりました。
実戦譜から子供たちに参考になるものを選び問題プリントを作るだけでも、相当な労力を割いていただいたことと思います。勝又先生に、深く感謝もうしあげます。ありがとうございました!

3月13日(土)の確認

3月13日(土)行徳将棋クラブ活動の確認です。

10時から12時、行徳公民館の第4研修室にて行います。いつもの第2和室のすぐ近くなので、いつも通り3階に来てください。

シークレットゲストがいらっしゃる予定ですので、お楽しみに!って、言っちゃったらシークレットじゃないか(笑)。

文化庁主催イベント告知

3月22日(月・祝)に、南行徳市民談話室(南行徳駅のすぐ前・AOKIの隣)にて、プロ棋士の加瀬純一六段と遠山雄亮四段が文化庁主催親子将棋教室を開催されます。

参加費無料。詳細は、両先生のサイトにてご覧ください。(連絡先等含みますので転載を控えます。どうぞご了承ください)

加瀬教室の部屋
遠山雄亮のファニースペース

行徳将棋クラブで参加希望の方は、今週の13日(土)公民館教室までに原へご連絡ください。
行徳将棋クラブではないが市川市・近隣の市にお住まいの方、ご希望の場合は上記先生方のサイトに掲載の連絡先へ直接ご連絡ください。

尚、私(原)も、運営には携わっていませんが、保護者として息子と参加する予定です。

八中ブロックCC主催将棋大会

八中CC主催交流戦

市川市八中ブロックコミュニティークラブさん主催の交流戦、無事終了いたしました。行徳将棋クラブ(七中ブロック)からは17名が参加。子供たちにとりたいへん有意義な時間を過ごさせていただきました。主催してくださった八中ブロックコミュニティークラブ様に深く感謝申し上げます。

上級・中級・初級の3クラスに分かれて対局。今まででぶつかっていた壁をひとつ乗り越えた子も居たようですし、また新しい壁が見えてしまった子も居たようです。先は長い。ガンバロウ。

個人的には、今回も引率にヒヤヒヤ(笑)。傘を差さずに歩けるほどの小雨になってくれたのが幸いでした。バス停から1kmほど車の多い通りを歩くのですが、列の中央としんがりでほどよく上級生が面倒を見てくれて助かりました。みんなありがとう。

市川市は、中学校ブロック(校区)ごとに「コミュニティークラブ」という、子供たちに体験学習を継続して企画するボランティア団体があり、二中・七中・八中3ブロックのコミュニティークラブが将棋を取り入れてくださっています。今後も、この企画や11月の市民大会などを通じ相互の交流が深まりつつ将棋が盛り上がれば嬉しいと思います。

無題

「やっちゃだめ 人の心に ひび入る」

親バカでスイマセン。地域の「いじめゼロ運動」で息子が作った標語が何気に選ばれていまして、シンプルで奥行きもありなかなかイイかなと。


さて、今週土曜日は八中コミュニティークラブさん主催の将棋大会。
八中教室の普及指導員の神保先生は、市川工業高校の校長までされた先生です。
昨年の市民大会の際、生徒さんの将棋がとても筋がよいのに感心しまして、指導方法を尋ねたところ、「新聞の切り抜きをコピーして渡しています。解らなくてもいいから、とにかく並べなさいと。そしたら最近は、子供たちが自分で新聞を切り抜くようになってきました」とのことでした。さすが教育のプロですね。形からつくっていく感じです。ぜひ行徳の子たちも、いい刺激を受けてほしいなと思います。
また、こういう風に将棋の勉強をしてくれたら新聞社さんもきっと喜ぶのではないかな?と思いました(笑)。昔はみな、そうでしたよね。

そうそう。勝ったときに相手の目の前であからさまに喜ぶ子が居ますが、イケマセンよ。
「やっちゃだめ 人の心に ひび入る」

無題

ビール&酒を準備して、スタンバイOK!

NHK衛星第2「将棋界の一番長い日」放送をワクワクして待っているところです(笑)。
Twitterアカウント
千葉県市川市の行徳将棋クラブを運営している原伸一です。ブログの更新情報をお届けしてゆきます。2020年11月米大統領選より関連情報の収集・発信に注力しています。
ライブスケジュール
毎週日曜日23時〜23時半 YouTubeライブ。
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GSG5(行徳将棋ガールズ)
GSG(Gyotoku Shogi Girls)は、行徳将棋クラブの女子のこと。音楽も大好きで、2013年女子アマ団体戦で歌を歌ってベストパフォーマンス賞をいただきました。
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ハラ

フォークシンガー原
(原 伸一)

1967年生。千葉県市川市の南部、行徳・妙典でアコースティックライブの主催等の活動を行っています。また、将棋教室を開いています。

将棋教室の情報は以下サイトにて。

http://gyotoku.livedoor.biz
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