「ソマリア大隊」は2014年に結成されたドネツク人民共和国の国防省傘下の特別任務部隊。ドンバス戦争の前線で闘ってきた兵士たちで、ソマリアとは関係ありませんが「ソマリア人と同じくらい恐れ知らずのメンバーたち」という訳で、このように命名されました。昨年はマリウポリ解放戦にも参加しており、解放後に司令官にドネツク人民共和国の勲章が贈られています。

この「ソマリア大隊」がドネツク市郊外での支配地域拡大の戦闘を行っており、戦果を上げています。先日、ドネツク市から西の方角のマリインカでのチェチェン部隊の活躍をご紹介しましたが、ソマリア大隊も同じ地域に配置されており、今回はドネツク市から北の方角のぺスキ村のあたりの状況。リバールの記事です。

(拡大図)
ドネツク周辺


ドネツク方面での攻勢 2023年1月24日16時現在の状況

※突撃大隊「ソマリア」の兵士たちが、激しい戦闘を通じてボジャノエの北の支配的な高地を占領し、ウクライナ軍の編隊を村から追い出しました。

・集落を防衛していたウクライナ軍第59オンブル第11大隊の部隊は巨大な損失を被り、後方戦線に撤退しました。 第11オンブルの司令官は戦闘エリアから人員を避難させるよう上層部に要求しました。

・緊急事態として第36海兵隊第501大隊の海兵隊が連絡線に送られ、ラインを保持しました。 スラブニの飛行場から、2 台の Mi-8 ヘリコプターがボジャニにNUR航空爆弾を発射しています。

・ウクライナ軍は、ペルボマイスコエ、マリインカ、クラスノゴロフカ、ネベリスコエを含むいくつかの地域でロシア軍による本格的な攻撃が再開されることを想定しています。

出典:https://t.me/rybar/42948

(全体図)
ザポロジエ〜ドネツク