プーチン大統領による一部動員の発令に対してロシア全土で抗議活動が噴出しているかのように、日本のメディアは伝えています。



これに関して、リバールは以下のように伝えています。絶大なる支持を得ているかは不明だが、抗議運動をやっている人たちに対しては一般的な目は冷ややかとのこと。

ちなみに、文中に出て来るミハイル・ホドルコフスキーは先日お伝えした9月19日動画にも出てきた、「方舟(はこぶね)」プロジェクトの中心人物です。彼はロシア国内では活動がしにくくなり、海外で色々と仕掛けをしています。

警官と抗議者

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【ロシアにおける国家動員に対する抗議行動の結末】

今日、国家動員に対する非組織的反対派の抗議集会がありました。

主な主催者は「民主主義運動「春」であり、そのコーディネーターは過去にミハイル・ホドルコフスキーに積極的に協力していました。

その結果、何が生まれたか?

🔻反対派自身の最も楽観的な見積もりでも、参加者の総数は2000人をわずかに超える程度。ちなみに数年前には、Telegramの使用禁止に反対する集会でもモスクワだけで10倍の市民を集めることができました。

🔻全国の参加者の半数が拘束されました。拘留に関する情報を収集する人権プロジェクトOVD-infoは、古い知人を温かく迎えた警察署での抗議行動から休息した1000人以上の抗議者を報告しました(注釈:ジョーク。警官から「やぁキミたちか。久しぶりだね、ゆっくりしていきなさい」と警察署に一時拘留された)。

🔻抗議者たち自身、抗議者たちが少ないことに士気をくじかれました。モスクワでの集会に出席した一人は野党のジャーナリストに、市民の関心の低さに失望したと語りました.

🔻ほとんどの場合、動員の脅威にさらされていない少女や若い学生が集会に参加しました。この戦争の行く末を自分で考えているロシア人男性が、そのような観客を信じることができるとは想像しがたいです(動員対象年齢のまともな男性は、自分は関係ないようなこれらの若い男女の騒ぎは相手にしないだろう)。

・実際、非組織的野党の残党は、動員を背景に国の状況を少しでも揺さぶろうとして失敗しました。明らかに、最も攻撃的な人材が2月24日以降に国を去ったことが理由なのは明らかですが、結果は彼ら自身にさえ憂鬱なものでした。

抗議行動に対する市民の関心がこのように小さいことは、動員に対する一般的な支持を示しているのでしょうか? もちろん違います。

しかし、逃亡オリガルヒや集会に関連する非組織的なリベラルな野党に対する絶対的な不信についてはっきりと物語っています。それは国家にとって本当に重要な問題を解決する方法ではないと。