プーチンスピーチ


本日、プーチン大統領がスピーチを行っており、日本でもそしてたぶん全世界で話題になっています。注目を集めているのは部分的な国家動員に関する部分と、核に関する部分。

国家動員については、報道されている通りで問題ないと思います。核兵器使用に関する部分ですが、報道では、プーチンの
「核兵器使用も辞さない」
「これはハッタリではない」
という発言が強調されています。

実際には、どのようなスピーチの流れでその言葉が出てきているのか、以下お伝えします(ツイッター動画埋め込み。その下に日本語訳)。「西側諸国が大量破壊兵器や核攻撃をロシアに使う話をしているが、こちらも持っていますよ」という文脈です。



攻撃的な反ロシア政策において、西側はすべてのレッドラインを越えました。私たちは、国と国民に対する脅威を常に耳にしています。西側の何人かの無責任な政治家たちは、ロシア領土への攻撃を可能にする長距離兵器をウクライナに供給する計画について話しています。そのような攻撃がすでに国境地域で行われています。航空機、船、衛星を使用して、NATO はロシア南部全体で偵察を行っています。

ワシントン、ロンドン、ブリュッセルは、キエフに私たちの領土で軍事作戦を展開するよう圧力をかけています。彼らは公然と、ロシアは戦場で敗北し、その後政治的、経済的、文化的主権を剥奪され、ロシアは完全に略奪されるべきだと言っています。

私たちは、西側諸国が推奨するザポリージャ原発の砲撃についてだけでなく、NATO諸国の高位の代表者による、ロシアに対する大量破壊兵器や核兵器の使用の可能性と許容性に関する声明についても話し合っています。ロシアについてそのような発言をする人たちは、わが国にもさまざまな破壊手段があり、一部の装備はNATO諸国よりも近代的であることを思い出してください。

我が国の領土保全が脅かされた場合、ロシアと我が国国民を守るために、我々は使用できるあらゆる手段を確実に使用します。これはブラフではありません。わが祖国の領土の尊厳は必ず確保されます。