ザポリージャ原発ですが、今度はロシア支配地域へ向かう送電線が攻撃に遭っています。ウクライナは「これは我々の電力だ」と言わんばかりです。
ただウクライナ側からすると、同国の電力の4分の1を生産する発電所ですから、命綱をロシアに握られているに等しいということになります。冬になると立場が弱くなってしまうので、その前に暴れてきているという状況です。リバールの記事より(https://t.me/rybar/37728)。

送電線


今日、再びウクライナ軍がザポリージャ原発の区域に発砲しましたが、今回はヘルソンへの電力供給を遮断し、ザポリージャ州の一部も電力網から切断されました。 .

彼らがどのようにそれを行ったか?

・明らかにウクライナ軍は原子力発電所を攻撃する準備をしており、事前に発電所からカホフカ貯水池を通ってザポロジエに至る送電線をオフにしていました。したがって、ヘルソンとメリトポリに向かう送電線への攻撃の後も、ウクライナが支配する地域は通電不能にはなりませんでした。

・発電所では、ネットワークのリレー保護が作動し、ヘルソンとザポリージャ州の消費者が電気から切り離されました。 ザポリージャ原発自体では、オペレーティングユニットの緊急保護がオンになりました。

・スタッフが送電線をバックアップ用に再接続し、エネルゴダールへの電力供給を回復しました。他の地域でも作業が進行中です。

今回起こったことは、現在のエネルギーシステムがカホフカ貯水池の対岸からの攻撃に対して非常に脆弱であることを証明しています。

今後同様の事象を回避するには、次の2つのシナリオを実現することです。

🔻 砲兵隊を打ち負かす。河岸北側の制圧、続いてニコポルとマルガネットの攻撃と占領。

🔻対称的な反応で原子力発電所を攻撃したいという欲求を撃退する。(原発を攻撃するとウクライナが大きなデメリットを被る何らかの方策を構築する)
たとえば、ウクライナ軍が支配する地域の重要なインフラ施設に対するより正確で強力な攻撃。ウクライナの司令部が「ザポリージャ原子力発電所を砲撃するコストは、予想される効果の何倍にもなる」ということをよく学ぶために。