今朝アップした動画、クレメンチュク市ショッピングセンターの続報です。

ミサイルは2発撃たれています。一発目は格納倉庫と見られる大きな建物への着弾。大きなクレーターが写っており、明らかにショッピングセンターとは別のエリアであることが確認できます。

着弾1


問題となるのは二発目です。ウクライナ側が出して来ている映像から解って来ました。

まず、火災は建物の後方から発生していることが見られます。建物自体の後部なのか、あるいは建物の背後にある別の建築物なのかが問われます。

ショッピングセンター


衛星画像をチェックすると、どうやら鉄道の引き込み線の先端と建物の後方右側の一帯が激しく損傷しています。引き込み線先に着弾し爆風でショッピングセンター建物の後部が吹っ飛ばされたのか、あるいはその逆か。着弾位置に関するウクライナ側の情報が出て来るのを待ちたいと思います。ひとつ言えるのは、一発目が着弾したクレーターの映像はすぐに出てきましたが、二発目が遅いです。

衛星画像


では、ショッピングセンターの後部には何があったのか。ロシアの軍事サイトСolonelcassadによれば、

【わずか90メートルの距離に道路機械のクレメンチュグ工場の技術センターがあります。 2014年以来、プラントはATO(対テロ作戦部)の機器を修理しています。鉄道がこの修理センターに直接つながっているため、この施設は軍事機器の復旧のための戦略的タスクを実行するのに適しています。】

とのこと。リンク先サイトを閲覧すると、装甲兵員輸送車を修理していることがわかります。つまり、装甲車や戦車を鉄道から直接搬入できる便利な場所でありました。ロシア軍の目標となり得る施設です。



以上、ここまでわかっていることです。