選挙が近いので、何か思うところがあった時にでも、ポツポツと書いておきたいと思います。

「ある自治体」とは私の住む市川市のことですが、数年前、例のお騒がせ市長がテスラ車を市長車として導入し、マスコミに叩かれ大衆もそれに乗せられました。

私が選挙の際に入った選対は新市長の対抗馬でしたので、本来は私のとるべき政治的ポジションは「ほらみろ!みなさんこんな市長を選んじゃったんですよ!」と声高に叫ぶことでしたが、この時に私は、テスラに関しては全世界を敵に回し市長を擁護しました。このあたりが、私がこのように孤立し落魄れる所以でもあります。

Hara Blog 2019年9月5日
テスラ車 市長車ではなく環境事業として導入へ それより給食のお米

市川市には「クリーンセンター」というゴミ焼却施設があり、ここで発電を行いプールや温泉施設が運営されています。そこへさらにバイオマス発電を導入し、EV車を活用してクリーンエネルギーで循環型社会を目指す・・・あの事件の際に、市長が必死で説明していました。そこで現実問題、テスラを市に持って来るのに、同社の一番いい車を象徴的な形で買った訳です。しかしメディアに煽られた市民には、もはやそのような話は耳に入りませんでした。

選んだのだったら、悪いことでないのなら、その人の世界観を生かすべき。
市民はそういう考えを持った人を選択したのですから。でなければ、何をやっているかわからない。今年の市長選で、現職のテスラ市長は供託金没収ラインにも届かない低得票で落選しました。市政は4年間、停滞したことになります。

社会の歩みは技術革新にはついて行けておらず、さほど4年前と変わった実感はありません。しかしながら、
「イーロン・マスクと言えばテスラ。テスラと言えば、ちょっと空回っているけど、まぁ市川市が思い浮かぶよね」
程度でもよいから、積極的な形での印象付けができていたなら、それだけでも市川市にとりプラスだったと思います。

イーロン・マスク