ハリコフ(ウクライナ語でハルキウ)の状況を簡単に。

一時期は「ハルキウ北部でウクライナ軍がロシア軍を国境まで押し戻した」と日本で報道されていましたが、ロシア軍が逆に押し返しています。

州都ハリコフへ迫り、また交通の要所イジュームでは、ウクライナ軍がイジュームへ向けて西ドネツ川を渡れないでいるのに対し、ロシア軍はイジュームを背に反対側へ川を渡り陣を築いています。守備に着々と厚みを加えています。

以下、リバールの記事です。

【 2022年6月23日21時現在 ハルキウ地域の状況

・ハルキウ地域の北部では、ロシア軍がついにツポフカに定着し、プルディアンカの北部郊外で戦い、失われたポジションを取り戻しています。

・フロントの別のセクターでは、ベルフニーサルトフの近くで戦闘が続いています。さらに、RF軍は、ハルキウ自体、チュグエフ、およびゾロチェフ地域のウクライナ軍の目標を攻撃し続けました。

・イジューム方向では、ウクライナ軍はセベルニードネツ(西ドネツ川)を越えることができず、チェペル〜ペトリフスコエのラインでポジションを保持しています。
いっぽう、ロシア連邦の軍隊は、イジュームの北西に位置するノルツェフスキーの森でノルツェフスコエを占領し、川の対岸に足場を築くことができました。】

ハリコフ周辺