リシチャンスク/セベロドネツク包囲に向けたロシア/人民共和国軍の動き。昨日夜の時点での最新情報です。

下地図のピンク色の〇で示したゾロトエ、ゴルスコエの釜が閉じようとしています。完全包囲される前に部隊のかなりの人員が撤退したようです。ここには炭鉱があり、経済的に価値の高い土地です(ゾロトエの元になっている単語「ゾーラタ」は「金」とい意味で、金のような場所という意味)。

ゾロトエ大釜

以下、調査組織リバールより。

【 2022年6月21日22.30現在

・ウクライナ軍の戦闘部隊ほとんどは、ゴルスコエとゾロトエのエリアから撤退しました。撤退した部隊は、バフムート(アルチェモフスク)地域の防衛を強化するために移管されました。

・連合軍は、ウスチノフカの南の郊外から北西方向に2キロ進みました。敵からの抵抗はほとんどまたはまったくなく、ロシア軍の部隊は入植地に足場を築くことができました。ミールナヤドリナと西方向への攻撃を続け、ポドレスノエの地域に入ります。

・ゴルスコエとゾロトエにあるウクライナ軍の部隊は、集落を通過する唯一の道路を管理下に置いています。しかし、ライ-アレクサンドロフカとその方向にポドレスノエとヴルボフカからの連合軍の同時攻撃が発展しています。この入植地の支配権を失うことは、ゴルスコエとゾロトエに残っているウクライナ軍のポケットを閉じることを意味します。

・PMCワグナーの分遣隊がクリノーボエに入り、村への西側のアプローチで戦っています。】


また、従軍記者のアレクサンダー・コーツ氏がロシア/人民共和国軍のライ-アレクサンドロフカ付近の映像を上げてきています。上記記事の内容を裏付ける資料になります。リバールより。

【 アレクサンダー・コーツが、リシチャンシク郊外での戦闘のビデオを公開しました。ビデオでは、前線のこのエリアの「戦場の霧」を明確にすることができます。

・トシコフカの浄化が完了した後、(ロシア/人民共和国)連合軍は南からリシチャンシクへ向かい攻撃を展開しています。

・ビデオは、ミールナヤドリナのエリアでの戦闘を示しています:ポドレスノエがフレームの左側に表示されています。

・3台のロシア戦車がトシコフカからポドレスノエ〜ライ-アレクサンドロフカに向かって移動しています。 ゴルスコエ〜ゾロトエ地区のウクライナ軍の部隊とウクライナ軍の主要グループを結ぶ最後の道路があります。

現在、「大釜」は完全に閉鎖されている可能性があります。

・北に遠く、リシチャンシクとセベロドネツクの集塊の上に煙が立ち上っています。】