バフムートを中心とする幹線道路の状況をお伝えします。下地図で、ピンク色で示した線は重要な幹線道路。上方向にはリシチャンスクとセベロドネツクがあり、左方向にはスラビャンスクがあります。

ポパスナヤ周辺

6月20日のリバール記事と19日のСolonelcassadより、内容をかいつまんで。

・ロシア/人民共和国軍が、ブルボフカ方面からと二ルコボの方面から、二コラエフカを攻撃中。ここを支配下に置くメリットは:
1.幹線道路のX印の地点に検問所を設けリシチャンスク/セベロドネツクへの補給路を断つことが可能になる。
2.リシチャンスク石油精製書へのアクセスできるようになるため、リシチャンスク/セベロドネツクのグループの包囲につながる。
3.ゾロトエ(付近に炭鉱がある)のグループを包囲する外部輪郭を提供する。

・そのため、二コラエフカは戦略的に需要。ウクライナ軍はここへ西部からライフル兵の大隊を送ったが、移動の途中、ドニプロペトロウシク地域のグビニカ鉄道駅のエリアでロシア軍の砲撃に襲われ、100人以上の軍人、30台の戦車、および装甲戦闘車両を失った。

・ニコラエフカに到着した大隊の部隊も、配置につくやロシア軍の砲撃によって深刻な損失を被った。指揮官は逃亡し、兵士たちの部も撤退。一部は捕虜として捕らえられた。

・南ではクリノボエはじめ幾つかのエリアで戦闘が行われている。LPRとワグナー(ロシアの民間軍事会社)は東から、DPRは南から攻めている。目的は、バフムートへ向かう幹線道路を支配すること。