大統領選挙人の投票が開票される1月6日の国会では、幾つかの州の選挙結果について異議が唱えられることになりそうですが、下院議員だけでなくそれに賛同する上院議員がひとりでも必要になるとのこと。すると国会は審議をしなければならず、最終的に採決がされるという流れのようです。

この大事件の矢面に立つことは大変なことで、そのような丹力を持つ人物が現れるか注目されていましたが、ウィスコンシン州選出の共和党上院議員ロン・ジョンソン氏が検討のため公聴会を開くなどしています。昨日の記事でも紹介しましたが、ウィスコンシンではすべての有権者にID提示が省略できる不在者投票を認めたことは誤りという州最高裁の判決が下っています。

敢えて、反トランプのメディアとして知られるCNNの記事リンクを下に貼り、部分的に和訳します。

また、香港大紀元新唐人共同ニュースの動画解説が1月6日へ向けての解説としてわかりやすく、ロン・ジョンソン氏の動きも紹介されていますので、これもリンクを下に貼ります。

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トランプ大統領に解雇された前サイバーセキュリティ国家最高責任者クリストファー・クレブスは水曜日に上院の協議会で、選挙で選ばれた公人が2020年選挙についての誤りや根拠なき批判を受け入れ結果に対する国民の信頼を損なうのは危険だと語った。

(中略)

クレブスは、上院国家安全保障議長ロン・ジョンソン議員が招集した協議公聴会で、上院多数派のリーダーであるミッチ・マコーネル氏がはっきりとジョー・バイデン氏が勝者であると述べ共和党上院議員たちに来年選挙人投票を数える際に下院が選挙結果を覆そうとすることに加担しないよう個人的に促した後で、証言した。

ウィスコンシン共和党のジョンソン氏は火曜日に、両院合同協議会では選挙結果に抗議するつもりはなかったが水曜の選挙違反に関する公聴会まで態度を保留すると語った。ジョンソン氏は冒頭陳述で数々の不正疑惑を列挙し、先の選挙での数票を話題にすることに公聴会の間ずっと疑問を呈しては彼を攻撃する民主党員を批判した。

彼はなおも、結果に対して抗議しようとはしておらず「選挙後の不正がどれほどであったかの程度」が問題であるとした。「今年は各州および選挙人投票を通じての数十もの訴訟において、結論が総じてなかった」とジョンソンン氏は述べた。

ミシガン上院議員で委員会民主党責任者のゲーリー・ピーター氏は、多くの共和党議員がバイデン氏の勝利を認めず選挙への根拠なき攻撃をした水曜日の公聴会は危険であったと述べた。

「意図的であるか否かに関わらず、それは陰謀論と嘘に議論の場を与える。そんな場は合衆国の上院にはないのだ」とピーター氏は語った。

クレブスに付け加えると、トランプが追い落とされることの防御の一環として、ウィスコンシンとネバダの結果を覆そうとするトランプキャンペーンの弁護士2人、ペンシルベニア共和党州議会議員、および前独立コンサルのケニース・スターが、公聴会の立会人に含まれていた。

(後略)