最悪の事態を想定。もちろんそうならないことを願います。
 
米大統領選、肌感覚ですが30〜40年ほど前の出来事と似た空気を感じます。旧ソ連時代、テレビや新聞は政府側に都合の悪い情報は流さなかった。いっぽう人々は禁じられた地下出版やカセットテープで外国の情報や音楽を得ていました。どんなに摘発しても抑え込むことはできない。
その状況は現在の大手メディアとインターネットの関係に似ている。一見違うのは大統領支持派にネット発信者が多い点だが「真の権力者は大統領なのか?」と問われたら、それも怪しい。
 
「似た空気」というのは、ブレイクポイント。大きな破裂が発生するときの空気。
危ういものを感じます。旧ソ連の場合は、日本の人々はほぼ影響を受けなかった。受けたのは私のような(当時)同国との貿易に携わっていたごく僅かな人のみ。しかし米国であれが起きたらそうはいかない。
 
ペレストロイカとグラスノスチでソ連に何が起きたかというと、各共和国に一気に独立の機運が高まりました。自分たちは好きでソ連に従っている訳ではない。
 
米大統領選ですが、トランプ陣営が訴えている選挙不正について最高裁や州議会がその違憲性あるいは検証の必要性を認める場合に、大統領を下院で選出する方式へ移行しトランプ勝利の可能性があります。そうなればまずは全国で暴動が起きるでしょう。
暴動で済むかどうかです。特に伝統的に民主党が強い州、不正など無縁でクリーンな選挙でバイデンを選出し喜んでいる人々が、納得しますかね?「そんな合衆国ならサヨナラ」とかならないか。あるいはバイデン支持の州で新政権を発足させ「我々が正当なアメリカ合衆国だ」など言い出すとか。で、内戦とか。
 
菅総理がいちはやくバイデンへ祝辞を送りましたが、トランプに決まった場合には悪手だったことになります。当面はニュートラルにしておかなければならなかった。
 
最後にブラックジョークですが、トランプとロシア初代大統領のエリツィンが似てるんですよね〜 それも当時と空気が似ていると感じさせられる一因かもしれません。
 
エリツィントランプと