将棋系YouTuberさんたちのご努力とご活躍に脱帽する日々です。

みなさんがんばっていらっしゃいますので、どなたのチャンネルがいいと言うことはしませんが、バラエティに富んでいて時間がたつのを忘れるほど。

創成期は5年くらい前だったようですね。たぶんゲーマーさんたちが自分のゲーム実況をYouTubeにあげる形式に倣ってだと思うのですが、ネット将棋をしながら自分でそれを実況して感想戦も含め編集して動画にするスタイルが確立されていった。それがとても勉強になるしエンターテインメントしていて楽しい。

将棋をがんばっている子供たちにも夢のある話ではないかと思います。「プロ棋士」の定義が揺らぐのではないかとすら感じる。一局指すごとに数千人・数万人の人々が楽しみに見てくれてそれが収入になるなんて、プロ棋士でもそんなにたくさんの人数はないはず。
日本将棋連盟のいわゆる「プロ棋士」は「がんばればきっとなれるさ」とは言いづらいですが、将棋YouTuberは絶対的な棋力ではなく「面白い」「勉強になる」「自分と同じ戦型で応援したくなる」何らかの特徴でキャラを確立できれば成立する訳ですから、創意工夫次第で道は開けると希望が持てます。子供たちに「こんな道もあるよ」と言ってあげられる。

現在の将棋YouTuberのみなさま申し訳ありません。あまり入って来てほしくありませんよね。でも、もはやそういった夢の対象になりつつある存在と見えます。

音楽のジャンルに例えると、ようやく将棋にもJ-POPが生まれたのかなと。日本将棋連盟って、クラシック界なんだと思う。権威あるコンクールで優秀な成績を収めた人が世に認められ演奏活動で食べていける。将棋YouTube界はポピュラー音楽。ある程度の素地はもちろん必要だけど、必ずしも技術的に上回る人がより感動を与えファンを集めるかと言えば、そうではない。ワクワク感があります。