間借りしているパソコン塾の社長さんに
「このチラシをポスティングしていいですか?」
と許可を得に行ったところ
「上手じゃないですか。どんどんやってください」
と快諾いただいたものの、暫く眺めて
「原さんのキャラがもっと出てたほうがいいと思うけど」
とアドバイスをいただき、苦笑してしまった。一般論として人間が感じられるほうが惹きつけがいいのはその通り。しかし、政治関係者のアンテナに触れたくない。面倒だ。
どうも、視野は広がったが窮屈になった。

さて、その政治についてですが、実は最近はかなり希望がもてると感じています。

以前紹介した「新型コロナと貧困女子」という本にこう書かれてあり、腑に落ちるところがありました。
「コロナ禍では、猛威を振るった政府の新自由主義的な性格は影を潜めたのだ。さらに新自由主義を日本に持ち込んだ元政府中枢の人物が月5万円のベーシックインカムを提案したり、労働者を徹底的に働かせた”ブラック経営の神”と呼ばれた男が社長の上場企業が経営難に陥ったり、福祉活動家のロビイングで政府の意見が覆ったり、コロナ禍で政府や上層部の価値観や意識が変わり、さまざまな場面で逆転や反転が起こっている」

さらに私がこだわっている「大学無償化」の議論もよく目にするようになった。もちろん「大学がすべてではない社会にする」も大いに結構。ここまで土俵に乗ってくればイキそうだなと期待を持って見ています。

問題は、新自由主義の反転はつまりこれまで問題ありつつも雇用を支えてきた従来型の大企業の収縮を意味する。倒産や合併など今後バタバタと起きるだろう。仕事がない時代がくる。その時に自ら思考し手を打てる人間を育てることがいま重要なことなのだろうと考えます。

将棋教室チラシ