新型コロナの「2類相当見直し」内容の発表を間近に控えたこのタイミングで、お伝えします。

結論から言いますと、緩和され活動がかなり自由になった場合でも、これまでのスタイルの公民館教室は再開しません。「誰でもおいで〜」方式はこれを機に終了します。

主な理由は2つ。

1つ目ですが、行徳将棋クラブの中途半端さがコロナ禍により悪いほうに決定づけられたと客観視しています。4〜5月はともかく、緊急事態宣言明けの6月中下旬頃からは、生きがいの趣味を持つ人々や子供を習い事に行かせたい親御さんたちにとり、リスクを背負って場を再開してくれる人をこそ応援する気持ちが生まれたはずです。そして再開された習い事へ大半の人々が喜んで行く・行かせている。

自治体の委託事業や自治会がやっているボランティア企画なら「仕方ないよね」と誰もが思う。公の方針に準ずる運営を誰も否定しない。けれど、行徳将棋クラブは立ち位置の曖昧さが何ともまずかった。実質、原という個人がどう決めるかによる訳ですから、熱心な将棋ファンの人々の印象はこうなったはず。
「あの人は所詮お遊びだから」
このマイナスを引きずったまま同じことを続けてはゆけない。

2つ目。折からの将棋ブームとインターネット普及により、従来方式の役割は終わった。
10年前は、将棋のイメージといえば普通の親御さんにとってはオジサンの道楽の一種でした。子供が興味を持ってくれても「将棋?なにそれ」でしたから、とりあえず近場でタダでやってるところがあるならそこへ行かすかという受け皿として公民館教室が機能した。子供が集まればワーワー騒いで収拾がつかなくなりますが、それでもそこへ行っとれと。

時は流れ、今や将棋界の情報が毎日のように報道され将棋がよきものであるという価値は広く共有されています。そうなると人々が将棋の場に求めるのは「しっかり教わりたい」ということ。「みんな集まれ・よきにはからえ」スタイルでは雑。
雑でも一定の役割を果たした期間もありました。まずはそこへ連れて行って、ちゃんと習わせるところまで子供が将棋に馴染むかを試してみる場として。今はもう、ストレートにちゃんと習うところをネットで調べて行く時代。

所詮お遊びをダラダラ続けていても「あそこはダメだね」と言われ続けるだけなので、有意義な方向(人数を絞り実のある稽古をする場)へ転換できるか検討中です。条件が整わなければキッパリ子供教室を止めるかもしれませんが、勝又先生とのご縁をつなぐことができた方々についてはご希望いただける場合は橋渡しさせていただきます。9月までのオンライン教室も、現在スケジュールを出している通り実施します。

第3土曜日午前の七中ブロックコミュニティークラブの囲碁将棋オセロについては、再開されたなら従来通りボランティアのお手伝いをしたいと思います。駒の動かし方を覚え将棋を始めてみたい子のために、月に一度の有意義な場になっています。委員の方5名くらいで運営されており、大荒れすることもなく私も安心して子供さんの相手ができますので。
しかし残念ながら、コミュニティークラブさんの活動もまだまだ再開の目途は立っていないと聞いてはいます。

本来はすべて決めてから通知すべきところ、感染症区分の緩和が早い場合に備え、予め現状報告をさせていただくものです。ご理解のほどよろしくお願いいたします。