「こっ、公民館を開けてくれ。頼む、将棋を指してぇ」
うめく老人。傍には酒瓶が転がり、灰皿には吸い殻の山。そんな風景が目に浮かびます。

市川市はとりわけシニアの方々を中心とした公民館施設での将棋サークルが盛んなので、みなさま辛い日々を過ごされていることと思います。

新型コロナ社会は「新たな日常」への出口へ向かっている。首都圏でも6月には段階的に進むと期待します。さて、公民館は再開されるでしょうか。

これまでは、市立小中学校の休校(義務教育課)と公民館施設の休館(社会学習課)の決定は、ほぼ足並みがそろっていました。学校はもうすぐ出口でしょうが、公民館がどうなるか。

多く利用する人々の年齢層が、高い。
コロナ過剰対応止めるべし論者の私ではありますが、高齢者や基礎疾患を持つ人々にとり危険であることには異論ありません。普通に考えれば、感染を避けるべきです。

普通に考えれば・・・とまたおかしなことを言うのですが。
将棋を指すことが生きることそのものという人もおられる。それを楽しみに目標に命をつないでいる。公民館へ体を引きずって行くことが、体を動かすこと。他のジャンルもそうではないでしょうか?
「たっ、頼む。死んでもいい」
と言われたら、どうか。
かなり難しい、哲学的というか、人間的な判断が必要になりそう。「人間とは何か?」みたいなところへ突っ込んでいかないといけない。

私が意見を求められたら?もちろん開けてほしい(子供の活動をやれるかは別として)。
人数を絞る(例として、各部屋の収容人数の半分以下かつ何名以下といった)等の措置は必要でしょうが。

行徳公民館