5月7日以降、学校はどうなるでしょうね。これだけ人々が怯えてしまうと、日々の感染者数が現在の何分の一かに減ったとしても「よかったねー、じゃ学校始めようか」となるイメージが沸かないのですが。
私はメリハリなき一律の自宅待機に反対の立場ですが、この機会にオンライン教室を将棋で先日やってみて感じた課題を整理します。自宅待機が継続するあるいは繰り返す場合、教育現場への導入が進むでしょうから、どなたかのご参考になる部分があれば幸いです。
まずご家庭のPC保有率と状況。今回参加してくださったみなさんはお持ちだったのですが、OSが古かったりテレビ会議で不具合が発生したりする方もありました。スマホが普及してからは自宅PCの使用頻度が減っているため更新したり買い替えていないご家庭が多いかも。
そして台数。小学生から大学生まで使うとなると兄弟姉妹みなに一台ずつ必要になりますね。特に小中学校の義務教育で授業に使うならば当然、自治体が無料で貸与が筋。ですが、通信環境の整備から端末のメンテナンス・サービス・更新、セキュリティー管理など、結構大変でしょう。教育委員会に技術部が必要になるか。
また、使い方を子供さんに習得させるのが一苦労になりそう。今回すべてのご家庭で保護者の方が横について操作を手伝ってくださいました。ご協力に感謝いたします。学校のオンライン授業も、特に小学校の低学年は最初は同じ状況になるはずです。あるいは学校で全員集めて講習会・・・あっ、集まっちゃダメなのか。。
アプリは何を使うか。MicrosoftのTeams、Skype(Microsoft系)、GoogleのハングアウトやMeet、Zoom(Facebook系の模様)などその他にも様々あるようですが、出来ることなら区市町村ごとにバラバラでなく日本あるいは都道府県の単位で統一のシステムがよいでしょうね。しかしそうすると各社マーケットシェアを巡り大変な競争になりそうですが。
ひとりの先生が相手にできる人数。技術的には可能といっても30〜40人を一度に相手する授業は、双方向のコミュニケーションはかなり慣れが必要だろう。画面上にみなの姿が映りはしますが「わかる人は手をあげて。はい〇〇くん」みたいな状況がリアルと同じくらいの感覚になるためには、先生はじめ生徒さんたち全員が相当こなして慣れないといけない。また、困るのは機材や通信のトラブル。「〇〇くん、どうしたの?うつらない?」みたいな子が頻発すると大変。
講義をする側にとり悩ましいのが、無表情の子への不安。リアル空間ならポヨーンとしていても聴いて考えてくれている熱量を感じれますが、モニター上だとこれがわからない。「〇〇くん、聞こえてる?大丈夫?」と何度も聞き直すことに。通信トラブルかもしれないので。手でOKサインとかグーサインを出すと決めておくとか、工夫が要ると思います。
ここからは飛躍かもしれませんが・・・
先日の投稿で「オンライン教室での存在価値は自分にはない」と書きました。将棋は既にプロ棋士やアマ高段者のYouTubeはじめ様々の素晴らしい勉強材料がネット上にふんだんにあり、それらを自発的に拾い学習できる子にとっては、先生が「地元の指導員」である必要はないです。
対面で指すことによる情操教育的な効果やお友だちをつくることの価値がどれほど続くかですが、それすらテクノロジーの進歩がいずれ解決してゆくだろう。
そしてそれは、学校についても同じではないか。
勉強を教えてくれる人がクラス担任の先生である必要は、ない。
お友だちも、世界中で気の合うコミュニティーを探せる。
学校の形が劇的に変わるとか、なってくるかも。自分に合う先生を日本あるいは世界中で探してその授業に参加し、カリキュラム消化してゆけばいい。進みの早い子はどんどん先に進ませたらいいですね。
そして、学校の数も教職員の人数も劇的に少なくできてしまうだろう。新型コロナで巨額の財政出動が行われるので、国の機能をスリム化してコスト削減する方向に向かうのが自然。政治家や役人は自分を守りたがるから、真っ先に教育分野が縮小の対象になるのではないか。今回真っ先に休業の対象になったのが学校であったように。
私はメリハリなき一律の自宅待機に反対の立場ですが、この機会にオンライン教室を将棋で先日やってみて感じた課題を整理します。自宅待機が継続するあるいは繰り返す場合、教育現場への導入が進むでしょうから、どなたかのご参考になる部分があれば幸いです。
まずご家庭のPC保有率と状況。今回参加してくださったみなさんはお持ちだったのですが、OSが古かったりテレビ会議で不具合が発生したりする方もありました。スマホが普及してからは自宅PCの使用頻度が減っているため更新したり買い替えていないご家庭が多いかも。
そして台数。小学生から大学生まで使うとなると兄弟姉妹みなに一台ずつ必要になりますね。特に小中学校の義務教育で授業に使うならば当然、自治体が無料で貸与が筋。ですが、通信環境の整備から端末のメンテナンス・サービス・更新、セキュリティー管理など、結構大変でしょう。教育委員会に技術部が必要になるか。
また、使い方を子供さんに習得させるのが一苦労になりそう。今回すべてのご家庭で保護者の方が横について操作を手伝ってくださいました。ご協力に感謝いたします。学校のオンライン授業も、特に小学校の低学年は最初は同じ状況になるはずです。あるいは学校で全員集めて講習会・・・あっ、集まっちゃダメなのか。。
アプリは何を使うか。MicrosoftのTeams、Skype(Microsoft系)、GoogleのハングアウトやMeet、Zoom(Facebook系の模様)などその他にも様々あるようですが、出来ることなら区市町村ごとにバラバラでなく日本あるいは都道府県の単位で統一のシステムがよいでしょうね。しかしそうすると各社マーケットシェアを巡り大変な競争になりそうですが。
ひとりの先生が相手にできる人数。技術的には可能といっても30〜40人を一度に相手する授業は、双方向のコミュニケーションはかなり慣れが必要だろう。画面上にみなの姿が映りはしますが「わかる人は手をあげて。はい〇〇くん」みたいな状況がリアルと同じくらいの感覚になるためには、先生はじめ生徒さんたち全員が相当こなして慣れないといけない。また、困るのは機材や通信のトラブル。「〇〇くん、どうしたの?うつらない?」みたいな子が頻発すると大変。
講義をする側にとり悩ましいのが、無表情の子への不安。リアル空間ならポヨーンとしていても聴いて考えてくれている熱量を感じれますが、モニター上だとこれがわからない。「〇〇くん、聞こえてる?大丈夫?」と何度も聞き直すことに。通信トラブルかもしれないので。手でOKサインとかグーサインを出すと決めておくとか、工夫が要ると思います。
ここからは飛躍かもしれませんが・・・
先日の投稿で「オンライン教室での存在価値は自分にはない」と書きました。将棋は既にプロ棋士やアマ高段者のYouTubeはじめ様々の素晴らしい勉強材料がネット上にふんだんにあり、それらを自発的に拾い学習できる子にとっては、先生が「地元の指導員」である必要はないです。
対面で指すことによる情操教育的な効果やお友だちをつくることの価値がどれほど続くかですが、それすらテクノロジーの進歩がいずれ解決してゆくだろう。
そしてそれは、学校についても同じではないか。
勉強を教えてくれる人がクラス担任の先生である必要は、ない。
お友だちも、世界中で気の合うコミュニティーを探せる。
学校の形が劇的に変わるとか、なってくるかも。自分に合う先生を日本あるいは世界中で探してその授業に参加し、カリキュラム消化してゆけばいい。進みの早い子はどんどん先に進ませたらいいですね。
そして、学校の数も教職員の人数も劇的に少なくできてしまうだろう。新型コロナで巨額の財政出動が行われるので、国の機能をスリム化してコスト削減する方向に向かうのが自然。政治家や役人は自分を守りたがるから、真っ先に教育分野が縮小の対象になるのではないか。今回真っ先に休業の対象になったのが学校であったように。