もしかすると現役保護者の方々や卒業生親子の皆様からこれほど深いご意見をいただいたことは、過去になかったかもしれません。不謹慎ながら新型コロナウィルスにより有意義な時間を過ごさせていただきました。

ひとつ、危ういと感じたことを念押しさせてください。
一昨年、この大会を作るための募金で駅前将棋の企画が走っていた際に「原はあれだけ一所懸命やっているんだから口ではなんだかんだ言って、献身的に市川の子供たちの将棋のために身を捧げるつもりにちがいない」と思われたであろう多くの方々が最終的に失望されたことと思います。
それと似た感じがあるかもしれません。今回「原はやりたがっている」という印象を与えているとすればそれは大間違いです。中止のほうが楽に決まっています。誰にも文句を言われずに中止できる大義名分がある。願ってもない状況です。

さて、色々なご意見をいただきました。どうもありがとうございます。

実施に前向きな方は、まずはシンプルにあっけらかんとしている方(笑)。
あるいは、昨年の体験からこの将棋大会の価値がリスクをはるかに上回るととらえる方。
また、マスコミにつくられた新型コロナブームとドタバタ政治劇を斜めに見て独自の視点を持っていらっしゃる方。

実施に慎重な方は、まずは感染リスク。対面で同じ駒を触ります。100%遮断は不可能。
そして、感染者が出た場合の関係者への影響。その場に居た人々がどんな目に遭うか。
また、当日もその後も無事だったとしても「この状況下で強行するなんて」とダークなイメージを大会に与えてしまう。

素晴しいです。さすが、考える力を子供に授けたいとお考えになる方々。それぞれご自身の視点で深くお考えになっていて、この感動をどう表現したらよいかわからないほどです。

もうひとつ。「延期」という選択肢を複数の方からいただきました。開催か中止かという厳しい選択を緩和させる手段。素晴らしい。ですが実は市の助成金の制度上、定められた日に開催しなければ「中止」となります。「延期」はありません。

それから、これは言いたくなかったのですがコスト面。中止の決断が早いほど損害が小さいのでは?と考えるのが普通で、そこまで踏み込んでお考えいただいた方もありました。頭が下がります。
正直に明かしますと中止した場合、市の助成金から既に使用した会場費や印刷代を、全額返納することになります。つまり、団体責任者の私が自腹を切る。これは先週末、市に確認済みです。

新型コロナウィルスや休校の状況がどうなっていようが、大会を実施しなければ、原は市からペナルティを課せられる(追記・訂正:正確には、実施された事業にのみ補助金の支援がある)。そういう制度の下に本大会はあります。でも、これはどうか考えないでください。あくまで皆様には、この「新型コロナウィルス」という現象と「市川市小学生将棋大会」の関係でのみ、思考し判断してほしいのです。