自虐詰将棋シリーズの第3弾。

(相手の方のことも考慮しまして自戦からの紹介は部分図での掲載といたします。)

9三に打ってあるのは攻防の角ですが、実は直前に8二の飛車を取ろうと思えば取れました。そうすると負けにくい形にはなりますが、相手陣も一手手を入れられるとすぐには寄らなくなり長い戦いとなります。詰まないのであればこの角のラインを生かしたまま受けなしに追い込むほうがいい。

初手が▲3一銀しかないことは一見して明らか。取ると感覚的に危ないですが
「△1三玉とかわして大丈夫」
と頭からハズし、思考は相手玉の寄せへ。よし!と踏み込んだら・・・

えっ!? 答えはコメント欄。

詰まされ将棋


それしかないような王手を続けていくと自然に詰む形でした。「それしかないならちゃんと読めよ」って話なのですが、相手陣も読まないとイケナイ中で30秒。

圧倒的に思考スピード不足。スピードがないのを自覚しているなら、やはり8二の飛車をハズす手を選択しないとダメですね。実際、勝ちに行くより負けない手を粘り強く指し続け、長い将棋になっても致命的なミスを決してしない(これがまた難しい)タイプで強い人も居ます。