都民ファーストの会の奥澤高広(町田市)、斉藤礼伊奈(南多摩)、森沢恭子(品川区)の3都議が党に離党届を提出したとのこと。

7日に都庁で行われた記者会見の動画です。



斉藤都議と森沢都議については面識がなく、どのような方か直接存じ上げません。奥澤都議、あえて奥澤さんとさせていただきますが、議員秘書をされていた経験から政治や選挙のことにとても詳しく、政治塾では色々なことを教わりました。酒席などで政治を語ると感極まって目が潤むようなこともあり、朴訥に思いを訴える演説スタイルが独特で純真な人という印象を持っています。

区市の候補者選びや政策の決定プロセスに関する情報が入らない。政策については訴えたものが削られ、なぜか突然入ってくるものがある。支援者に説明もできないでしょうから、確かにキツいですね。

話がいったんそれますが小池都知事の任期について整理しますと、何もしないと2020年オリンピックの期間中に選挙がきてしまうので、前倒しか任期を少し延ばすかしないといけない。ところが前倒しの場合は現職知事が立候補すると元々の任期までしかやれないので意味がない。すなわち小池知事が再選されようとすると任期の延長が必要で、これは特例法つまり国会の議決が必要。ということは自民党と仲良くしないとダメ。

上記理由により知事自身は身動きがとりづらくなるため、都民ファーストの会がいっそうしっかりと東京大改革の旗を振らなければならない。東京大改革の1丁目1番地は、都民が最も期待した都政の透明化。
従い、都民ファーストの会の意思決定プロセスも透明でなければならない・・・ここですね。奥澤さんが主張したことは正しい。ですが、ここで政治家としての振舞い方は分かれるでしょう。「党内のことは不満あっても今は我慢して、あくまで都民のほうを向いて最大会派の強みを生かしやれるところをドンドンやっていく」というスタンスが普通は現実的。ただ、行く手をことごとく阻まれることが多かったとすれば、やはりキツかったでしょう。

都民ファーストの会では「党が・・・」ということが、よくあります。「党って誰?」と言いたくなる。ただ、ひとつ私が小池百合子さんに持っている印象ですが、自分が厳しい勝負をするときに支えてくれた人は決して切らないなと。どんな人だろうが。よって都民ファの体質そのものは急には変わらない。

私個人の見方ですが、都民ファへの支持が回復せずこの先ずっと現状のままならば、次の選挙ということに関しては都民ファに所属している直接メリットはないでしょう。都民ファに所属するメリットは最大会派であり執行部とそこそこ折り合いをつけられるなら政策を進めやすいこと。つまり今の任期限定。そして今の任期中に政策を進めながら「政治家個人への信頼」を有権者から獲得できるかどうかだろう。党の状態に関係なく当選できるくらいの。
執行部とそこそこも折り合いがつかなければ、いくら都民ファで当選させてもらったとはいえ都議としての仕事をしていくには離党やむなしだったということでしょう。

奥澤高広さんは、いい政治家だと思います。
「東京大改革って、本来はこういうことでしたよね」
というくらいのものを見せてくれることを、期待しています。