昨年、他市でのカルチャースクールの将棋講師などの仕事の依頼を3件お断りしました。

将棋指導者としてのキャリアを積むならやらない理由がないのですが、職業でやるつもりはなく地域活動としてやっているので。将棋を子供に教えるということをするなら、タダでも行徳でやりたいのが本音です。
馬鹿ですよね。そういう仕事をやって報酬を市川市小学生将棋大会に突っ込めば、子供たちが妙典や行徳駅前で地べたに座って将棋を指す必要はなかった。でも、仕事としてやったものをすべて突っ込むのはちがうかなと。仕事でないから全部突っ込んであれが出来た。

photo0000-3399


検索すると色々見ていただけますが、首都圏の将棋教室はプロ棋士でなくとも私と同じような有資格者のインストラクターなら1時間で1500円とか2000円とか、そんな感じになってきています。他の指導員たちの話を聞いても「ちゃんとお金をとってくださいという風潮に将棋界はなっていますよ」と。将棋の価値を世の中に認めてもらい、習いごとお稽古ごとの地位にまで将棋を押し上げようと一丸となっている様子。へぇ〜、みなさん立派な先生になってるんだ。

ただ、このような流れになる少し前の段階で、さだまさしさんの風に立つライオン基金への寄付を目的とした500円募金将棋教室など、人々が将棋にお金を使う心構えがない世の中で指導員たちが苦しんでいるときにお金を出してもらう工夫をしてきた点においては、先駆者であるという自負はあります。いつの間にかおいて行かれ孤立しました。

将棋界の自爆テロリスト、行徳将棋クラブ原。何年か前は冗談で済んだんですが。マジで悪党になってしまった。でも、週一の指導で月謝8000円とかやっちゃうと、将棋好きなんだけど来れなくなる子があるだろう。そういう子を見捨てる気はないんです。