2004年に始めたマイセンライブ。今年で14年が経ち、来年は節目の15年目。

将棋では小さい子が成長して巣立つ過程を眺めていますが、マイセンライブは対照的というか、大変失礼な言葉かもしれませんが、終活のひと時を共有するところがあります。「この歳になると、楽しいということがとても大事」とは、あるお客様の言葉。一時期通ってくださり、やがて体力的に出かけることが叶わなくなる方々を繰り返し、見送ってきました。そんな中からひとつエピソード。
「いえいの日だったんです、今日」
ご年配の女性のお客様が、何ともいえない表情でおっしゃいました。
最初ピンと来こず、思わずVサインして「イェ〜イ」と言いそうになったのですが、よく聞くと「遺影」のこと。ご自身のお葬式のときに掲げてもらう遺影写真を元気なうちに撮影しておいたそうです。写真ファイルを広げて「どれがいいと思いますか?」と聞かれ、少し微笑んでいる表情の写真を「これがいいと思います」指した風景を覚えています。
その女性は足が弱く金属製の補助具を足に撒いていて、歩くとカシャッカシャッと音がしたものです。あっ来てくださったなとわかったものですが、やがてその音も聴こえなくなりました。

将棋では小さい子が成長して巣立つ過程を眺めていますが、マイセンライブは対照的というか、大変失礼な言葉かもしれませんが、終活のひと時を共有するところがあります。「この歳になると、楽しいということがとても大事」とは、あるお客様の言葉。一時期通ってくださり、やがて体力的に出かけることが叶わなくなる方々を繰り返し、見送ってきました。そんな中からひとつエピソード。
「いえいの日だったんです、今日」
ご年配の女性のお客様が、何ともいえない表情でおっしゃいました。
最初ピンと来こず、思わずVサインして「イェ〜イ」と言いそうになったのですが、よく聞くと「遺影」のこと。ご自身のお葬式のときに掲げてもらう遺影写真を元気なうちに撮影しておいたそうです。写真ファイルを広げて「どれがいいと思いますか?」と聞かれ、少し微笑んでいる表情の写真を「これがいいと思います」指した風景を覚えています。
その女性は足が弱く金属製の補助具を足に撒いていて、歩くとカシャッカシャッと音がしたものです。あっ来てくださったなとわかったものですが、やがてその音も聴こえなくなりました。