市民将棋大会でいただいた募金、早速こども将棋連盟の口座に入れました。

募金


さて、会場で参加者や事務局の方と話していて感じたこと諸々。

「ブログ読んでます。募金はどこでできますか?」と度々お声かけいただきました。過去記事のとおり私は必ずしもどんな大会でもつくればいいとは考えてはいないのですが、起きている課題を知っていただき何かしら考えを持ってくださったことに関しては、素直にありがとうございます。問題提起をしてきた甲斐があったと嬉しく思いました。

「子供大会が出来るなら子供はみんなそっちに行ってくれないか」という声もあると聞きました。
確かに、市内の大人の将棋サークル6団体で構成される愛好会連盟による運営の大会で、運営も大変ですから、せっかくなら日頃一緒に練習している仲間たちが良い成績が得られるよう、伸び盛りの強い子供たち含めこの機会にそちらでというのは、心情的に解ります。もし愛好会連盟の皆様の話し合いで「小学生は市民大会から除く」のであれば、私は口出しできません。
ひとつポイントになるのは「市川市の将棋教室に通う市外の小学生」の扱い。市民大会は文化祭ということでユルくなっていますが、新設される市川市小学生将棋大会は市内の小学生への教育効果を目的としますので、市外小学生は参加できません。
従い、仮に市民大会から小学生をすべて切り離した場合に「市川市の将棋教室に通う市外の小学生」はどちらへも出られなくなります(傾向としては、この子たちこそ強い子たち)。それを念頭に、ご検討いただけたらという立場です。
尚、同様に、昨年までDクラスに出ていた「中学生以上の初級者の参加枠」もなくなった状況ではあります。良い練習場所だったかもしれませんが、会場の建て替え等あり時の流れでやむを得なかったと思います。

それにしても市民将棋大会の運営は、大変になってきているとのこと。運営スタッフの皆様の年齢が上がっている。新しい会場は椅子の数も限られていますね。スタッフの方々の立っている時間が長い。それだけでも大変ですが、運搬もある。
話が飛び恐縮ですが、年金支給開始年齢の引き上げの流れの中で、就労年齢が上がっている。60歳から65歳になり、さらに68歳?という話もちらほら。やがて70歳になってゆきそう。いっぽうで、地域の行事をボランティアで支えてきたのはこれまで、定年退職後の60代の元気で時間的余裕を持った人たちではないでしょうか。実際、市川の将棋サークルでも、日頃の活動に来れる人が減ったといいます。就労年齢を引き上げておきながら「ボランティアの推進」を言う行政は、矛盾しているように見える。

若い世代のボランティアへの参加が期待されていますが、安易に就労世代の時間をタダで使おうとすることには私は反対しています。もし「若いお父さんお母さんたちに声をかけて何人かお手伝いいただけないか」と頼まれたら、私は断固、断るでしょう。ダラダラとそれをやっていては、新しい時代への移行が遅れるだけなので。

年金をもらいながら地域ボランティアをしてくれていた人々をそこから剥がし仕事をさせ、そのボランティアがやってくれていたことを仕事をしている人にやらせる。おかしい。

新しい時代とは、例えば「ライザップと伊那市の取り組みを将棋で」で書いたようなものを私は理想としているのですが、他にも色々あるでしょう。いずれにしてもすぐには無理でしょうね。私としては、状況を見守るしかありません。

私の管轄については、今よりはマシな形で目先シノぎます。小学生大会は、手合い係の日当を市が認めてくれました。自画自賛で恐縮ですが、画期的だと思います。ただあくまで外部委託であって、運営メンバーは無銭。それでは継続可能な形ではない。課題を抱えてはいます。