前の投稿「サンデーサティーズの目指すもの」からの続き。ここまで書いておきます。
この投稿はサンデーサティーズ3人の統一見解ではなく、私個人が経てきたことと思い。
当ブログは2008年からでその前のサイトのデータは捨ててしまったのですが、行徳ライブの活動は2003年の4月から行っていて、当時のサイトは将棋は全く無く専ら音楽と生活コラムでした。その頃はまだネオフォークブーム(団塊の世代の退職時期で高いギターが売れるのとともに懐かしのフォークが流行った)の前。昔のフォークソングを紹介するような記事は世の中に少なく(その後膨大に溢れ出ますが)、面白いと言ってくださる方が結構いました。
そのサイトで私は「日本のフォークがポルトガルのファドのようにならないか」という論を展開していて、その考えはまだまるっきり放棄はしていません。
「ファド」というのは、ポルトガルの言わばフォークソングのようなもので、朗々とした歌い方に特徴があります。現地では街中の大小さまざまなレストランや酒場でポルトガルギターに合わせファドが歌われており、それを目当てに世界中から観光客が集まる。

で、ギター持って塩焼の昔風の居酒屋にお願いして居酒屋ライブを始めたのですが、失敗成功色々あった。
失敗は、日本には日本の「流し」という文化がある訳です。居酒屋でギター持って「歌いませんか〜?」なんて迂闊にやると、おひねりをせびろうとしている流しに見られ煙たがられる。
成功はやはり、お客さんたちが狂喜して盛り上がってくれた夜がたくさんありました。人が集まる場所にお酒とフォークギター。それでスゴイ楽しい時間を演出できる。
そして、疲れました。告知がんばったので出費もかさんだ。いっぽう当然ながら描いていたようには進まない。マイセンに場所を移し無理のない形をつくり、とにかく続けては来たという状況です。
この15年間で、空気はかなり変わったと感じています。
「よっしゃ音楽を盛り上げたる」という段階の世代およびその前後の気骨のあるオヤジたちにより、様々なフォーク酒場や音楽バーが日本中に出来た。多くが採算が合わなかったり店主の年齢といったことで消えてはいったのですが、すべての挑戦者の方々に敬意を表したいです。彼らのおかげで、もはや普通の飲食店でギターを弾いたり歌ったりすることも不自然ではない。
さて、サンデーサティーズの試みが成功し「立ってるキャラ」が幾人か現れたとします。
飲食店関係者の方が「お店に来て歌って欲しいナ」とか、思ってくれるのではないかと。「その人が歌うのなら行きたい」というお客さんが一定数ほぼ確実に見込めるならイベント立てやすい。
謝礼負担についてもお店にリスクがかからない方式があり「投げ銭」というのですが、お店が謝礼を支払うのではなくお客さんに「演奏が気に入ったら心付けを出演者にお渡しください」というもの。念のためですが、事務所つくってそれで商売しようなんて考えてませんので。あくまで条件はアーティスト個人とお店で直接話してくれたらいい。音楽をがんばっている人々のモチベーションにもなるだろう。
ファドのようにとまではいかないですけどね。あちらは歴史が違うし文化として根付いているので。でも、街の飲食店活性化くらいにはなる。それでもスゴイと思いません?
最期にもう一度。これはサンデーサティーズとしての統一見解ではありません。私が個人的に、そういう効果もあるのではないかと期待しているというだけのお話しです。
この投稿はサンデーサティーズ3人の統一見解ではなく、私個人が経てきたことと思い。
当ブログは2008年からでその前のサイトのデータは捨ててしまったのですが、行徳ライブの活動は2003年の4月から行っていて、当時のサイトは将棋は全く無く専ら音楽と生活コラムでした。その頃はまだネオフォークブーム(団塊の世代の退職時期で高いギターが売れるのとともに懐かしのフォークが流行った)の前。昔のフォークソングを紹介するような記事は世の中に少なく(その後膨大に溢れ出ますが)、面白いと言ってくださる方が結構いました。
そのサイトで私は「日本のフォークがポルトガルのファドのようにならないか」という論を展開していて、その考えはまだまるっきり放棄はしていません。
「ファド」というのは、ポルトガルの言わばフォークソングのようなもので、朗々とした歌い方に特徴があります。現地では街中の大小さまざまなレストランや酒場でポルトガルギターに合わせファドが歌われており、それを目当てに世界中から観光客が集まる。

で、ギター持って塩焼の昔風の居酒屋にお願いして居酒屋ライブを始めたのですが、失敗成功色々あった。
失敗は、日本には日本の「流し」という文化がある訳です。居酒屋でギター持って「歌いませんか〜?」なんて迂闊にやると、おひねりをせびろうとしている流しに見られ煙たがられる。
成功はやはり、お客さんたちが狂喜して盛り上がってくれた夜がたくさんありました。人が集まる場所にお酒とフォークギター。それでスゴイ楽しい時間を演出できる。
そして、疲れました。告知がんばったので出費もかさんだ。いっぽう当然ながら描いていたようには進まない。マイセンに場所を移し無理のない形をつくり、とにかく続けては来たという状況です。
この15年間で、空気はかなり変わったと感じています。
「よっしゃ音楽を盛り上げたる」という段階の世代およびその前後の気骨のあるオヤジたちにより、様々なフォーク酒場や音楽バーが日本中に出来た。多くが採算が合わなかったり店主の年齢といったことで消えてはいったのですが、すべての挑戦者の方々に敬意を表したいです。彼らのおかげで、もはや普通の飲食店でギターを弾いたり歌ったりすることも不自然ではない。
さて、サンデーサティーズの試みが成功し「立ってるキャラ」が幾人か現れたとします。
飲食店関係者の方が「お店に来て歌って欲しいナ」とか、思ってくれるのではないかと。「その人が歌うのなら行きたい」というお客さんが一定数ほぼ確実に見込めるならイベント立てやすい。
謝礼負担についてもお店にリスクがかからない方式があり「投げ銭」というのですが、お店が謝礼を支払うのではなくお客さんに「演奏が気に入ったら心付けを出演者にお渡しください」というもの。念のためですが、事務所つくってそれで商売しようなんて考えてませんので。あくまで条件はアーティスト個人とお店で直接話してくれたらいい。音楽をがんばっている人々のモチベーションにもなるだろう。
ファドのようにとまではいかないですけどね。あちらは歴史が違うし文化として根付いているので。でも、街の飲食店活性化くらいにはなる。それでもスゴイと思いません?
最期にもう一度。これはサンデーサティーズとしての統一見解ではありません。私が個人的に、そういう効果もあるのではないかと期待しているというだけのお話しです。