妙典祭り終了後の打ち上げ&反省会の席で、サンデーサティーズメンバーで課題として話し合われたのが、
「サンデーサティーズの目的や活動方針を明示する必要があるね」
ということ。

特に山口堀木ペアは若いので熱心な支持者はどうしても、ゆずのように大きな舞台で輝く存在になってゆく姿を見たいと夢を抱いてしまう。
「サンデーサティーズは、それを目指してはいない」
というのをハッキリさせないと、混乱させてしまう。
混乱というのは、山口宏一くん個人はまさにエンターテイナーとして身を立てるための道を歩んでいますので、ファンとしては整理がつきにくい。

山口堀木


サンデーサティーズは、では何を目指しているのか。
当ブログをずっと読んでくださっている方にはもはや説明不要でしょうが、今一度。

サンデーサティーズは、普通ミュージシャンがやるような、ライブハウスやホールでのライブはやっていません。路上や屋外のイベントだけです。しかも徹底的にエリアを絞っている。あちこちでは、やらない。

「街にアクティビティを与える」
と専門用語で言うそうですが、人が集まるオープンスペースで楽しい雰囲気の中で会話が発生する場というのが、特にこれからの高齢化社会では重要性を増してゆきます。人と人とが繋がれる場。
義務的なことや煩わしいしがらみなどなく、お金もかからず、入り口も出口もなく自然な形で人と出合えて楽しめる場。例えば祭りイベントはその最たるものですが、ステージプログラムに絞って掘り下げたい。

人々を「行ってみたい」と行動に駆り立てる要素は何でしょう?
楽しそうな出し物があるかどうか。それに尽きるはずです。そしていくら「楽しいよ」と紙やネットに書いても「じゃぁ行ってみよう」とはそうそうならない。
「じゃあ行ってみよう」は、例えば有名な芸人さんが出ればそうなります。話題性があるし、面白いのがわかっているから。つまり、立ってるキャラがあれば人は集まる。

その「立ってるキャラ」を、お金を出して既に売れている人を呼んで来るのもいいのですが、地元のアーティストを地域で育てることをやりませんか? という試みです。そのためにはハコの中でやるライブだけではダメ。無料でふらっと行ける場を設定しないと広がらない。
まずはサンデーサティーズのキャラが立たないと他のアーティストを紹介できないのでがんばっているところですが、サンデーサティーズだけで目立とうとしているのではなく、色んなキャラを紹介できるためのベースとなる地域音楽集団。それが我々の目指すところです。

ここで疑問が湧くと思います。
「そうなったとして、あなたたちにどんなメリットがあるの?」
という。
我々がそれぞれに心の中でこれを得たと感じるであろうものをメリットと呼ばせていただくならそれがメリットですが、それ以外には正直、ないです。
もちろん際限なく活動範囲を広げ時間を費やすことはできませんので、活動地は原則まずはこれまで行ってきている地元「行徳」、およびゆずの聖地である横浜の岡村町や伊勢佐木町から呼んでいただく場合に限る。それ以外は条件を提示させていただかざるを得ませんが、「なるほどそこでメリットが出てくるワケね」と言う人とは永遠に分かり合えないでしょう。

長文になり申し訳ないのですが、まずは私の個人ブログにて上記、記させていただきました。