地域イベントの企画や出し物と祭りの盛り上がりについて。

行徳祭りの市民ステージに応募しようとしたマイセンライブメンバーの話によれば、
「市川市で活動している団体という団体性が必要で、数名のグループでは受け付けてくれなかった」
とのこと(尚、行徳祭りは毎年将棋の社団戦と重なるため私はタッチできません)。
大きな祭りは、こうなって来るのは必然ですね。市内で活動している音楽系・舞踊系サークルの発表会という面がメインになります。それ自体は良いこと。活動している地元の人々の目標になりますし、楽しみにしてくれる家族や友人も居ることでしょう。
ただ、それ「だけ」だと年を重ねるごとにマンネリ化してゆきます。結果、行事としてこなしているようになってきて、盛り上がり感がなくなる。誤解なきよう、技術的に下手とかいうことではなく、個々の演奏の中に素晴らしいものもあったとしても、普通に出すだけだとそうなってゆきます。

「変化をつけて地元のみなさんにより楽しんでもらおう」
と考えてがんばっている主催側の方々も居て、様々試みが見られます。
企画で工夫したものとしては、2015年から行徳まつりと共催になっている行徳ハロウィンは素晴らしいですね。仮装コンテストの商品が魅力的。2017年は東京ディズニーランド1dayパスポートはじめ商品券やお食事券など(サイト参照)。市川まつりもスタンプラリーでTDLパスポート抽選していますが、会場を巡るだけのスタンプラリーよりも仮装大会のほうが粋。
出し物を工夫した成功例としては、やはり先日の押切神社祭礼イベントへの坂本冬休みさんの起用は良かった。これまでにない盛り上がりで自治会の人たちからも大好評だったとのこと。大成功ではないでしょうか。誰でもいい訳ではありませんが、祭りを盛り上げてくれると信頼できるプロの芸人さんを呼ぶのは有力な選択肢であることが示されました。

行徳祭りの翌週に行われる妙典祭り(11月4日)では、今年の売りは神輿。上妙典大神輿、下妙典の獅子頭(展示のみ)、子供神輿に加え新しい試みの女性神輿。妙典神輿オールスターズですね。これだけ一同に会することはめったにないという企画。
しかし妙典祭りの売りは、本来はステージプログラム。
「それだけでは代わり映えがしなくなってきた」
という現実はあるのかなと受け止めています。ただ妙典祭りの性格上、コナミやイオンの教室、地元の学校の生徒たちによる日頃の活動の発表の場にならざるを得ない。唯一、自由度を持っていて面白い出し物を期待したい存在が、客観的に見てもサンデーサティーズ。


「さぁどうしようか」とボーッと考えながら、市川まつりを巡ってきました。「今年はお店少ないね」という声が何度か聞こえた。事情を知る立場にはありませんが、ややクールダウンなのですかね。市川まつりも今回第14回。他の祭りもそうですが十年超えてくると、考えどころになるのかもしれません。

市川まつり通り

市川まつりプログラム

市川まつり阿波踊り

市川まつりブラスバンド

市川まつり舞台