衝撃的なタイトルですが、私が言っているのではなく泉谷しげるさんの25年前の活動のキャッチ。最近、目的は全く違いますが子供将棋大会の募金活動をやっていることもあり、泉谷さんのことがよく頭に浮かびます。

ひとりフォークゲリラ


’93年、北海道南西沖地震による津波が奥尻島を襲い死者200名を超える大惨事となりました。「奥尻を救え」と立ち上がった泉谷さんは救援費用を集めるべく、ギター一本持って全国を巡り路上ライブを行い募金を呼びかけます。上の写真はイベント的にアンプ使って告知してやった大きいライブのときのものでしょうが、本当に生音生声だけで田舎町の何気ない広場とかでもやっていた。

そりゃすごい、偉い人だと思うところですが、少し考えるとおかしいんです。日本中行きますので交通費や宿泊費がかかるじゃないですか。でも、泉谷さんがやれば必ずうんと人や金が集まるかといえば、そんな風には見えない。矛盾してるんですよね。遠くに行ってチャリティーライブをするくらいなら、何もせず旅費や色んな経費の分を寄付すればいい。そんな訳で、
「泉谷は人の不幸を利用して売名をやってる」
という人が出てくる。

それに対して泉谷さん、
「そうだ。売名だ」
と真っ向から認めてしまいます。
「売名をやっている。オレを有名にしてもっと大きなことを出来るようにしてくれ」
下心ありありと全面肯定。そして、
「お前ら、募金しろ!」
と叫ぶ。もっともそれだけ言う訳ではなく、前後の文脈でそれは世間の注目を引くための一種の掛け声みたいなもんだというのを解ってもらえるようにはするのですが。
当時はインターネットなんて普及しておらず、泉谷さんの売名を悪く言う人がどれくらい居たかわかりません。が、感覚的にはあまり居なかった。多くの人々が彼を支持したと思います。聴衆のひとりがインタビューに「痛みを伴わなければ偽善かもしれないが、彼は痛みを背負ってやっている。偽善ではない」というような答えをしていた映像を印象深く覚えています。

しかし、すごいものです。
「売名だ」
「オレを有名にしろ」
「お前ら、募金しろ」
こんなこと叫びまくって人々から愛されてしまうというのは、やはり人間のスケールが違う。


さて、駅前将棋。私はこれに関しては、何としてもこれをやり遂げるぞというような気概はありません。必要額を集めるため淡々と進めるのみ。現在募金総額は63,951円。予算の83,000円まであと2万円弱となっています。
今日は台風一過で温かかったですが、10月でそろそろ夕方の気温も下がってくると思われます。保護者の方々と話してどこかの時点で終了し、11月4日妙典祭りと11日の市川市民大会を募金活動のグランドフィナーレにしたいと思います。