台風が来ていますね。風雨もさることながら高潮にも注意です。潮見表を見たら28日(土)は満月で大潮。しかも18〜19時のまさに上陸するかどうかという時間が満潮。さらに高潮は東京湾では湾の西側を台風の中心が通る時に発生しやすいと言われているので、今回は悪条件がそろっていて嫌な感じです。東京湾では久しく発生していませんが、記録では大正6年の高潮で浦安全体が冠水し行徳塩田もこれで歴史が終わったとのこと。それくらいの危険を秘めています。

さて、こんなときにそんな話かという感じですが、災害対策とも関係あるし、原稿を書いてあったのでアップします。こどもの将棋大会では散々あぁだこぅだ言うくせに、さだまさしトリビュートは簡単にやっちゃうの? という話。
マイセンライブではもぅ2〜3年前からこのようなことの必要性を言っていまして、順番でいえばこちらのほうが先なんです。

画家の東山魁夷さんや脚本家の水木洋子さんなどが市川市がその方の功績を伝承するための施策をとっている文化人ですが、さだまさしさんはいずれそこに並ぶべき人でしょう。フォークのお好きな方は「そうだろうな」とすんなりいくと思いますが、「知らない。そうなの?」と思っていただける方は、現在NHKオンデマンドで配信されている「ちゃんぽん食べたか」やさださんの著作「精霊流し」をご参照ください。
月一で生放送される「生さだ」(NHK)は、全国的な説法番組なんだろうなと個人的にはとらえています。説法ではないんだけれど、それに相当する役割をしている。

さだまさしミュージアム市川市もさすがなもので、文化振興財団が2015年上記「ちゃんぽん食べたか」の放送を機に「さだまさしミュージアム」を開催し、全国のファンから好評を得ました。遠路はるばるこれを目的に市川へ足を運んでくださる方多数で、改めてその価値を再認識させられた。ただ、スポットの企画でしたので、年に一度くらいのペースでよいから何か欲しいところ。

また、全国の大勢のファンが市川をこのような地として認識している割には、市川市民への浸透は弱い。東京のベッドタウンで新しく移り住んだ人が多いし楽しみの選択肢もたくさんありますから、無理もないですが。


もう一つ、フォークの可能性について。

先日の投稿で、お年寄りが趣味で楽しんでくれることが行政にとり財政的にリアルに重要であることを書きました。また、災害時のネットワークにもなる。

老若男女楽しめるジャンルでサークル活動が行われることには今の時代、すごく大きな価値があります。公民館などを拠点に少人数でもそれをやっている人々は素晴らしい。そして、これから新規に大きな人数を集められそうなジャンルの一つが、自分がやっているからという主観を除いたとしても「フォーク」。

弾ける人が行くお店や練習会をやっている団体はけっこうあるんですが、「やってみたいなぁ」という人が集まっていてお金もあまりかからず入って行きやすい敷居の低ぅ〜いサークルですね。先生と生徒の関係より同程度の人同士の交流がメインのような。そういったのは案外ない。市川ではサンデーサティーズの堀木くんが講師をしている所が行徳公民館にあるのですがそこが唯一。他の公民館には「ウチにもサークルほしいなぁ」と嘆いている館長さんもいらっしゃるとのこと。

ここに色々問題があるのですが、また改めて。この投稿では、それくらい魅力あるジャンルがあるということを述べます。将棋にもその魅力があり、お年寄りが週一回通うサークルが市内各地に出来ている。
「フォークもそのようにできるんだけどなぁ」
という状況が、あります。すごくもったいない。

で、市川でフォークが盛んになることに理由なんて要らないといえば要らないんですが、みなが共有できるストーリーというかルーツというか、そういうものがあったらいい。横浜からゆずが出て、今も横浜に弾き語りアーティストが集うように。

さだまさしさんて、「文教都市・市川」と合っていると思います。