昨日の記事の問いに対しては色々アドバイスくださった方もあり、どうもありがとうございます。
タイトルは「金銭的に置き換えられるものではない!」と怒られてしまいそうですが、昨日からの続きとして。

自分でも色々と調べてみたのですが、リーチ数(「見てくれる人の数」をそう呼ぶのだそうです)と広告価値との関係はあまり無い説が強いですね。特に昨今ネットの発達でその傾向が強くなったと。強いて言えばリアクション数のほうが大事で、将棋大会の企画については「参加者およびその家族の数」がリアクションということになると思います。そうすると大したことない。

認知度が非常に高く、将棋は知らない地元の人もみな知ってる大会なら価値は高いでしょうね。実はスーさんから「市川にちなんだ棋士で〇〇杯という冠をつけたら寄付を集めやすいのでは」という案もあると聞きました。格調で大会の価値を高めるという、的を得たビジネスセンスです。ただこれには2つ問題があり、

1つは、この大会は市の文化祭である市川市民大会、つまり市長杯が分かれて出来るもので、市の支援制度の承認が下りたら市長杯のお願いをしにゆく形になります。村越市長がくれるかどうかに、ご注目ください(笑)。最近は新しいのには出さなくなっているそうで、難しくはあります。無理なら教育長杯をもらいに行くことになります。

2つ目は、市民大会を主催している市川の将棋同好会組織は、日本将棋連盟とは別のものとして寺下女流を中心に自主独立の金をかけずに将棋が指せるコミュニティーが築かれてきた歴史があり、もし無理やりに自治体ではなく棋界の人で「〇〇杯」をつけるとすると、この大会については「寺下杯」以外にはないです。実際、市民大会を「寺下杯」と呼んでいる将棋愛好家もいて、小学生大会は「寺下杯こどもの部」という位置づけになります。

従い仮に棋士で「〇〇杯」を創設するのなら、別の大会をつくる話になります。これもまた大変。まずは「市川市」ならどなたがふさわしいかですね。棋士の先生に相談をもちかけるところから始まり、根回し結構大変だと思います。おぼろげにですが、故松田茂役九段なら棋士の先生方もコアの将棋ファンも誰もが納得してくださるのではないでしょうか。しかし、最近のブームで将棋に興味を持ってくれた人々には「誰それ?」でしょうから「市川に松田九段という、人間味があり連盟理事も長期務め普及にも貢献された棋士が居た」ストーリーを市民に知らしめないといけない。やればとてもいい事業だと思います。どなたかご検討してみては。

今朝は妙典駅。自画自賛になり恐縮ですが、妙典祭り12年連続出演の歴史はやはり継続は力で「(チラシ)ください」「あ、知ってる」など、反応も上々。
将棋も何か祭りに出してみる?
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